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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (2月5日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 前週末の夜間取引で225先物期近が2万3040円まで下げたため、本日の日経平均株価は、寄り付き値で大きく下放れる公算です。

 1月31日の安値2万3092円付近が強い支持になっていて、本日寄り付きでの下げが押し目底を確認する作業なら、寄り付き後、すぐに上昇を開始すると考えられます。

 一方で、現在が勢いの強い下降の途中で、十分な下げ余地があるとするなら、2万3092円を割れた時点で弱気の流れを再確認することになるため、本日は、下げ幅の大きな動きになると考えられます。

 本日、2万3000円前後で下値堅く推移する場合、昨年11月からの動きが上値、下値を切り上げるジグザグのパターンになることも考えられます。その場合、3月、または4月頃までの日柄をかけて、1月23日の高値2万4129円を越える動きになる可能性を残します。

 本日、2万3092円を大きく下回る動きになって、下降継続を確認する場合、目先は一気に2万2000円まで下げるという見方が有力になります。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)。

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