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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ノジマ、富士フイルム、スタートトゥ、

富士フイルム <日足> 「株探」多機能チャートより
■スパークス・グループ <8739>  397円  +45 円 (+12.8%)  本日終値
 1月31日、スパークス・グループ <8739> [JQ]が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比2.2倍の50.6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。国内株式市場の上昇を背景にファンド運用資産残高が拡大し、残高報酬が伸びたことが寄与。運用も好調で成功報酬が急増したことも収益を押し上げた。業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は7円(前期は4円)実施する方針としたことも支援材料となった。

■ノジマ <7419>  2,954円  +329 円 (+12.5%)  本日終値
 ノジマ<7419>が急騰。1月31日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高3682億7600万円(前年同期比15.7%増)、営業利益126億3700万円(同33.0%増)、純利益85億2800万円(同33.5%増)と大幅増益だったことが好感された。デジタル家電専門店運営事業でエアコンや冷蔵庫、洗濯機、4K対応テレビなどが好調に推移したほか、ブルーレイレコーダーなども堅調に推移し売上高・利益を押し上げた。一方のキャリアショップ事業は市場の冷え込みなどを受けて減収となったものの、生産性向上に取り組んだことが増益に寄与した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高4880億円(前期比12.9%増)、営業利益166億円(同10.0%増)、純利益108億円(同6.3%増)の従来見通しを据え置いている。また同時に、上限を200万株(発行済み株数の3.96%)、または60億円とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は2月1日から来年1月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図ることを目的としている。

■富士フイルム <4901>  4,698円  +508 円 (+12.1%)  本日終値
 富士フイルムホールディングス<4901>が8日ぶり反発。前日に急落していたが、これを一気に埋めて25日移動平均線の上に浮上してきた。同社は1月31日、米事務機大手のゼロックスの買収を発表しており、これによる収益改善効果への期待が買いに反映されている。第三者割当増資を通じゼロックスの株の50.1%を取得、同時に共同出資会社の富士ゼロックスをゼロックスが完全子会社化する。なお、富士フイルムは同日、18年3月期の連結業績予想の修正を発表。営業利益を1850億円から1300億円(前期比24.5%減)へ減額するいっぽう、最終利益を1250億円から1400億円(同6.5%増)へ増額している。これは国内外での大幅人員削減などの構造改革コストが営業利益押し下げ要因となる一方、富士ゼロックスの利益下振れに伴い米ゼロックスに帰属する利益の控除額の減少が純利益を押し上げる。

■EIZO <6737>  5,720円  +590 円 (+11.5%)  本日終値
 EIZO <6737> が急反騰。1月31日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比24.1%増の72億円に伸びて着地したことが買い材料視された。欧米で診断用モニターや手術室・内視鏡用モニターなどの販売が好調だったヘルスケア部門が収益を牽引した。円安で為替差損益が好転したことも大幅増益に貢献した。通期計画の75億円に対する進捗率は96.1%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■大阪チタ <5726>  3,145円  +304 円 (+10.7%)  本日終値
 大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常損益(非連結)は17.7億円の黒字(前年同期は3億円の赤字)に浮上し、通期計画の25億円に対する進捗率は71.0%となった。
  ⇒⇒大阪チタの詳しい業績推移表を見る

■G-7ホールディングス <7508>  2,705円  +245 円 (+10.0%)  本日終値
 G-7ホールディングス <7508> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.8%増の37.7億円に伸び、通期計画の43億円に対する進捗率は87.7%に達し、5年平均の79.3%も上回った。
  ⇒⇒G-7ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■スタートトゥデイ <3092>  3,510円  +305 円 (+9.5%)  本日終値
 スタートトゥデイ<3092>が急伸。同社が1月31日取引終了後に発表した18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算は売上高が709億1500万円(前年同期比32.1%増)と3割を超える伸びを示し、利益面でも営業利益は235億5100万円(同22.1%増)、最終利益は162億8500万円(同15.4%増)と急増した。同社が展開する衣料品通販サイト「ゾゾタウン」の会員数が増勢一途で粗利率も改善し、全体収益を押し上げている。株価は1月下旬から調整局面にあったが、目先25日移動平均線を上回りトレンド転換を印象づける。

■日本システムウエア <9739>  2,816円  +235 円 (+9.1%)  本日終値
 日本システムウエア <9739> が1月31日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比38.4%増の19.9億円に拡大し、通期計画の24.3億円に対する進捗率は82.0%に達し、5年平均の57.3%も上回った。
  ⇒⇒日本システムウエアの詳しい業績推移表を見る

■クイック <4318>  1,840円  +152 円 (+9.0%)  本日終値
 クイック <4318> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.2%増の19.8億円に伸び、通期計画の22.5億円に対する進捗率は88.1%となり、5年平均の89.3%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒クイックの詳しい業績推移表を見る

■メイテック <9744>  6,490円  +500 円 (+8.4%)  本日終値
 メイテック<9744>が後場に入って急伸し、昨年来高値を更新した。同社はきょう午前11時30分に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は92億1400万円(前年同期比13.1%増)となり、通期計画109億円に対する進捗率は84.5%に達した。売上高は700億8700万円(同4.9%増)で着地。製造業の技術者派遣需要を追い風に稼働率が改善したほか、エンジニア紹介事業も好調だった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

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