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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:北の達人、アエリア、NEC

北の達人 <日足> 「株探」多機能チャートより
■北の達人 <2930>  2,910円  +500 円 (+20.7%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 19日、北の達人コーポレーション <2930> が2月14日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■トリケミカル研究所 <4369>  4,990円  +600 円 (+13.7%)  11:30現在
 19日、東証がトリケミカル研究所 <4369> [JQ]を26日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■アエリア <3758>  1,990円  +172 円 (+9.5%)  11:30現在
 アエリア<3758>が3日続伸している。前週末19日の取引終了後、連結子会社アリスマティックが、新作アプリ「干支かれ ~十二支に猫が漏れた理由~」の公式事前登録キャンペーンを15日に開始したとを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同タイトルは、累計1000万人以上がプレイしている「イケない恋愛シリーズ」を展開するアリスマティックが、満を持して投入する、豪華声優陣を起用し、十二支をテーマにしたアプリ。18年春のリリースに向けて現在開発中としている。

■エボラブルアジア <6191>  2,448円  +119 円 (+5.1%)  11:30現在
 エボラブルアジア<6191>が4日ぶりに反発している。同社は19日取引終了後に、17年12月度の取扱高(速報値)が41億3913万円(前年同月比75%増)になったと発表。11月の伸び率(61%増)から拡大していることが好感されているようだ。なお、今期累計取扱高は129億778万円となっている。

■HIOKI <6866>  3,245円  +150 円 (+4.9%)  11:30現在
 HIOKI<6866>が続伸し、新値追いとなっている。同社は19日取引終了後に、17年12月期の期末配当を従来計画比5円増額の35円にすると発表。これが好感されているようだ。配当修正は、現時点で前回予想より利益が増加する見込みとなったため。なお、中間配当25円とあわせた年間配当は60円(従来計画は55円)となる。

■ISID <4812>  2,849円  +88 円 (+3.2%)  11:30現在
 ISID<4812>が3日ぶりに反発している。前週末19日の取引終了後、集計中の17年12月期連結業績について、売上高が従来予想の840億円から834億2300万円(前の期比4.6%増)へ、営業利益が67億円から54億8900万円(同15.4%減)へ、純利益が45億4900万円から44億3800万円(同3.1%減)へ下振れたようだと発表したが、想定内との見方が強いうえ、純利益は市場予想平均の40億円強を上回ることから買いが入っているようだ。金融業向けが厳しく推移していることに加えて、不採算案件が複数発生したことに伴う原価の増加が要因としている。なお、純利益は固定資産売却益の計上などで修正幅が縮小している。

■ジャパンディスプレイ <6740>  240円  +7 円 (+3.0%)  11:30現在
 ジャパンディスプレイ <6740> が続急伸。時事通信社が21日付で「ジャパンディスプレイ(JDI)が開発した新型液晶『フルアクティブ』が、今秋に米アップルが発売する見通しの次期『iPhone(アイフォーン)』の画面に採用される方向になったことが20日、明らかになった」と報じており、これが刺激材料となったようだ。報道によると「スマートフォン画面の採用では有機EL(エレクトロルミネッセンス)製が攻勢を強めるが、大画面化に柔軟に対応できる点や割安な価格が決め手となり、一矢報いた形」という。同社は前期まで3期連続最終赤字に陥っており、次期iPhoneへの採用による経営改善に期待する買いが向かった。

■RSテクノ <3445>  6,810円  +160 円 (+2.4%)  11:30現在
 19日、RS Technologies <3445> が17年12月期の連結経常利益を従来予想の26.5億円→31億円に17.0%上方修正。増益率が82.8%増→2.1倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。前期業績の上方修正は昨年8月に続き、2回目。再生処理した半導体シリコンウエハーや半導体生産設備の販売が想定より伸びたことが寄与。併せて、電機部品商社のユニオンエレクトロニクスソリューションの全株式を取得し子会社化することを明らかにしている。半導体生産設備の買取・販売事業の拡大につなげる構えだ。

■NEC <6701>  3,160円  +55 円 (+1.8%)  11:30現在
 NEC<6701>が続伸。きょう付の日本経済新聞で量子コンピューターの研究開発を日本企業が本格化させると報じられており、なかで、NECは「『頭脳』にあたる基礎回路を2018年度中に開発し、23年度にも実用化する」とあることが好材料視されているようだ。記事によると、日本勢は基礎研究では先行したが、商用化では遅れていることから、政府では18年度から大学などの研究支援を強化する方針だという。産官学の連携による研究開発の本格化が期待できることから、YKT<2693>やエヌエフ回路設計ブロック<6864>など他の関連銘柄も物色人気が上昇。また、同じ記事のなかで「関連技術に3年間で500億円を投じる」とされた富士通<6702>もしっかりとなっている。

■コロプラ <3668>  975円  +15 円 (+1.6%)  11:30現在
 コロプラ<3668>が反発。今月10日、任天堂<7974>から特許権侵害に関する訴訟を提起されたと発表以降、株価は冴えない展開となっていたが、この日午前9時57分、資産運用世界大手である米キャピタル・グループ傘下のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントが大量保有報告書を提出し、保有比率5.57%となったと発表したことで、需給思惑的な買いが入っているようだ。なお、保有目的は顧客である日本国外の投資信託のための純投資という。また、報告義務発生日は1月15日となっている。

■日比谷総合設備 <1982>  2,426円  +16 円 (+0.7%)  11:30現在
 19日、日比谷総合設備 <1982> が発行済み株式数の14.5%にあたる449万3988株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は1月31日。

■第一生命HD <8750>  2,465.5円  +2.5 円 (+0.1%)  11:30現在
 第一生命ホールディングス <8750> が続伸し、昨年来高値を更新した。19日、米子会社プロテクティブがリバティライフ社の個人保険と年金の既契約を再保険形式で買収すると発表しており、事業基盤の拡大による業績への貢献に期待する買いが向かった。米大手生保会社のリンカーン社からリバティライフの個人保険と年金の既契約、約50万件を取得する。買収価額は約1400億円で、7月をメドに買収手続きの完了を目指す。なお、今回の買収による業績への影響は19年3月期以降に寄与する見込みとしている。

■フージャース <3284>  1,005円  -270 円 (-21.2%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 フージャースホールディングス<3284>が3日ぶりに大幅反落。日証金が19日、フージャース株について、22日約定分から、制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う貸借取引の申し込み停止措置を実施すると発表した。ただ、弁済繰り延べ期限の来た買いの現引きは除く。 貸借取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方から売りが優勢となっているようだ

■新都ホールディングス <2776>  210円  +50 円 (+31.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 新都ホールディングス <2776> [JQ]がストップ高買い気配。19日、取得契約済みの販売用不動産を売却する契約を結んだと発表しており、業績への寄与に期待する買いが向かった。同社は栃木県日光市の温泉旅館・ホテルを16日付で取得し、取得した温泉旅館・ホテルを19日に売却する。これにより、営業利益ベースで約2.4億円が押し上げられる見込みとなった。なお、今18年1月期業績への影響は現在精査中とし、判明でき次第、速やかに公表するとしている。

■ハイパー <3054>  1,602円  +300 円 (+23.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ハイパー<3054>が前週末19日にストップ高に買われたのに続き、この日もストップ高である1602円水準でカイ気配となっている。19日に、AppGuard Marketing(アップガード マーケティング、東京都新宿区)と提携し、サイバーセキュリティー製品「AppGuard」の提供を開始すると発表したことが、引き続き好材料視されている。「AppGuard」は、米国の政府機関などで採用実績があり、アメリカ陸軍のNETCOMから認証を受けるなど高いセキュリティー性能を有する新概念のセキュリティー製品。マルウエアの検知・駆除により攻撃を防止する従来のセキュリティー製品とは異なり、システムへの動作を監視・隔離することで、未知のマルウエアへの対策も解決するという。なお、同じくAppGuard関連として、大興電子通信<8023>などにも買いが入っている。

■くろがね工作所 <7997>  1,724円  +300 円 (+21.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 くろがね工作所 <7997> [東証2] がストップ高買い気配。同社は19日に決算を発表。17年11月期の連結経常利益は前の期比56.1%減の8300万円に落ち込んだものの、続く18年11月期は前期比2.5倍の2億1000万円にV字回復する見通しとなった。これを材料視する買いが殺到している。前期は建築付帯設備機器事業における施工費の高騰や工事の延期などが響き、大幅減益となった。今期は旺盛なオフィスの環境整備需要を背景に、主力の事務用家具部門で首都圏の大型移転案件やリノベーション案件などの受注獲得に注力する構えだ。業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比20円増の45円に大幅増配する方針としたことも支援材料となった。

■HyAS&C <6192>  1,736円  +300 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在
 19日、ハイアス・アンド・カンパニー <6192> [東証M]が2月28日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄 
 大村紙業 <3953>  1,700円  +300 円 (+21.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、14銘柄

●ストップ安銘柄
 杉村倉庫 <9307>  2,550円  -700 円 (-21.5%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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