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【市況】17日の株式相場見通し=地合いの強さ保ち続伸、先物主導の上昇を警戒する見方も

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 17日の東京株式市場は、きのうの意外高ともいえる地合いの強さを保って、日経平均株価は続伸となりそうだ。ただ、株価指数先物主導の上昇に対する警戒感も意識されており、心理的フシ目の2万4000円を超えると、目先的な達成感から上値が重くなる可能性もある。17日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=110円30銭台と、前日の夕刻に比べてやや円高・ドル安が進行している。

 16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が12日終値比10.33ドル安の2万5792.86ドルと3日ぶりに小幅反落した。米主要企業の17年10~12月期決算の内容が堅調なことから、今後の業績向上期待を背景に、NYダウ平均株価は初めて一時、2万6000ドル台に乗せる場面があった。ただ、この心理的なフシ目突破で目先的な目標達成感が出て、一転して利益確定が優勢となり、急速に上昇幅が縮小し、大引けは12日終値比で小幅安となった。ナスダック総合株価指数は、12日終値比37.377ポイント安の7223.685と反落した。

 日程面では、11月の機械受注統計、15日時点の給油所の石油製品価格、阪神大震災から23年に注目。海外では、米12月の鉱工業生産・設備稼働率、欧州17年の新車販売台数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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