【市況】明日の株式相場見通し=買い気強く続伸、米株式休場で海外投資家の参加は限定的
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうは、株式市場の取引時間中に、外国為替市場で一時1ドル=110円台半ばまで円高・ドル安が進行したにも関わらず、ファナック<6954>、信越化学工業<4063>、安川電機<6506>など輸出関連の主力銘柄に買い進まれる銘柄が目立った。海外投資家は、こうした銘柄について“1ドル=110円程度の為替水準では、来期業績も堅調な推移が見込める”と判断しているようだ」との見方が出ていた。
週明け15日の東京株式市場は、買い優勢の展開となり日経平均株価はプラス圏で推移した。世界株高が追い風となっているものの、円高進行で上値も重かった。日経平均株価終値は、前週末比61円6銭高の2万3714円88銭と4日ぶりに反発した。
日程面では、経団連が春季労使交渉指針を発表、12月の企業物価指数、12月の訪日外国人客数・17年の訪日外国人旅行消費額、17年のビール系飲料課税済み出荷量に注目。海外では、北朝鮮問題で関係国外相会合、米1月のNY連銀製造業景気指数が焦点になる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)