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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マクドナルド、Uアローズ、カルナバイオ

マクドナルド <日足> 「株探」多機能チャートより
■マクドナルド <2702>  4,980円  +10 円 (+0.2%)  本日終値
 日本マクドナルドホールディングス<2702>はしっかり。前週末5日の取引終了後に発表した11月度の月次動向で、既存店売上高が前年同月比8.0%増と25カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。冬の風物詩として提供している「グラコロ」について、前年にリニューアルした「超グラコロ」と、コクのあるビーフシチューソースを加えた新商品の「熟グラコロビーフシチュー」の2種類を販売したことが寄与したもよう。また、人気の「チキンマックナゲット」のソースに、期間限定で「夢のオマールエビソース」と「贅沢チーズフォンデュソース」を追加したほか、特別価格で提供した「チキンマックナゲット15ピース」なども好評だったとしている。

■ユナイテッドアローズ <7606>  4,695円  +5 円 (+0.1%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が4日続伸し連日の昨年来高値を更新。前週末5日の取引終了後に発表した12月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比4.8%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。気温が低く推移したことで、アウターやマフラーなどの防寒衣料・雑貨が好調だったほか、メンズでは長袖カットやパンツ、ウィメンズではニットやスカートなどが順調に推移した。また、主に1月初旬から始まるオープンセールに先行して、12月に開催したハウスカード会員向けセールも好調に推移したことも寄与したようだ。

■薬王堂 <3385>  3,030円  -230 円 (-7.1%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 薬王堂<3385>が大幅続落。前週末5日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年3~11月)単独決算は、売上高622億5600万円(前年同期比10.5%増)、営業利益26億7900万円(同2.4%増)、純利益21億4700万円(同19.4%増)と増収増益となったが、18年2月期通期業績予想を売上高830億円(前期比10.8%増)、営業利益34億4400万円(同8.1%増)、純利益25億4200万円(同8.9%増)の従来見通しを据え置いたことから、失望売りが出たようだ。小商圏ドミナント出店を推進し、ドラッグストア19店舗を新規に出店したことが寄与した。ただ、人件費などの増加で販管費率が0.9ポイント上昇しており、これが利益を圧迫した。

■ジンズ <3046>  5,430円  -340 円 (-5.9%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 ジンズ<3046>が続落。前週末5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比2.6%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。10月に発売した「エアフレーム(MEN トレンドシェイプ)」などのスポット展開商品は好調だったが、前年に売り上げを牽引した定番商品の不調を補うにいたらなかったようだ。

■アークス <9948>  2,505円  -135 円 (-5.1%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 アークス<9948>が大幅続落。前週末5日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年3~11月)の連結決算が、売上高3812億3500万円(前年同期比0.1%増)、営業利益97億6500万円(同4.4%減)、純利益70億2900万円(同14.4%減)と減益となったことが嫌気された。2店舗の新規出店と1店舗の建て替え増床を行ったほか、既存店17店舗の改装を実施するなどしたことで売上高は増収を確保したが、人件費や租税公課を中心とした販管費が増加したことが利益を圧迫した。なお、18年2月期通期業績予想は、売上高5200億円(前期比1.4%増)、営業利益151億円(同1.7%増)、純利益100億円(同4.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■サックスバー <9990>  1,306円  -53 円 (-3.9%)  本日終値
 サックスバー ホールディングス<9990>が3日続落。前週末5日の取引終了後に発表した100%子会社で大手バッグ専門店である東京デリカの12月既存店売上高が、前年同月比6.6%減となり、14カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。

■スギホールディングス <7649>  5,660円  -200 円 (-3.4%)  本日終値
 スギホールディングス<7649>が反落。前週末5日の取引終了後、従来25円を予定していた18年2月期の期末配当について、10円増額して35円にすると発表。これを受けて株価は朝高でスタートしたものの、すぐに利益確定売りに押される展開となっている。同時に発表した第3四半期累計(17年3~11月)連結決算は、売上高3411億2900万円(前年同期比5.7%増)、営業利益178億5500万円(同7.2%増)、純利益124億1900万円(同15.0%増)だった。既存店売上高が堅調に推移したことに加えて、52店舗の新規出店と60店舗の中・大型改装などが寄与した。なお、通期業績予想は、売上高4550億円(前期比5.6%増)、営業利益240億円(同5.1%増)、純利益157億円(同5.0%増)の従来見通しを据え置いている。また、前述の配当予想増額で年間配当は60円(従来予想50円)となり、前期実績の50円に対しては10円の増配となる予定だ。

■カルナバイオサイエンス <4572>  1,419円  +300 円 (+26.8%) ストップ高   本日終値
 カルナバイオサイエンス<4572>が急反騰。前週末5日の取引終了後、カナダのシエラ・オンコロジー社(ブリティッシュコロンビア州)に導出したCDC7キナーゼ阻害薬について、日本における特許が成立したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同特許は、既に日本で特許登録されているCDC7キナーゼ阻害薬の特許の関連特許。なお同社では、今後も知的財産戦略上において重要な特許取得に積極的に取り組むとしており、知的財産戦略の強化につながるとの期待が高まっている。

■オウケイウェイヴ <3808>  889円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 オウケイウェイヴ<3808>がストップ高。同社はQ&Aサイトを展開する名証セントレックス上場企業だが、海外子会社を通じてシンガポールでICO(仮想通貨技術を使った資金調達)プラットフォーム事業を行うWOWOO(ワォー)社に出資しており、ICO関連銘柄として株価は人気化している様子だ。ICOソリューション「Wowoo」のトークンであるWowBitのプレトークンセールが17日から開始される予定であり、市場の関心を集めている。

■C&Gシステムズ <6633>  632円  +100 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 C&Gシステムズ<6633>がストップ高。同社は5日、金型向け2次元(2D)・3次元(3D)融合型のCAD/CAMシステム「EXCESS-HYBRID2(エクセスハイブリッドツー)」の新版「V3.1」を2月にリリースすると発表。アジア各国・地域で金型図面の国際化を促進するものとして期待されているようだ。新バージョンは、世界の主要な言語を扱うことができる文字コード規格「ユニコード」に対応しており、これにより金型設計図面に日本、韓国、中国、台湾の言語を混在させることが可能で、英語圏を含むアジア各国・地域での図面注記の互換性を保証。自動車関連部品などを生産する順送り金型の需要が高まるタイやインドネシア、フィリピンなど東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で、金型先進国の日本や韓国から供給される金型図面の修正や設計変更など、生産拠点間の意思疎通や技術共有を促進することができる。

●ストップ高銘柄
 バーチャレク <6193>  1,318円  +300 円 (+29.5%) ストップ高   本日終値
 日本ユピカ <7891>  2,652円  +500 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値
 バルクホールディングス <2467>  430円  +80 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 SEMITEC <6626>  9,220円  +1,500 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 河合楽器製作所 <7952>  3,100円  +503 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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