市場ニュース

戻る
 

【市況】個別銘柄戦略:自動運転、EV、次世代電池関連銘柄に注目

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

米国市場同様、日経平均についても短期的には過熱警戒感が意識されるものの、インデックスに絡んだ商いによるものであり、日経平均の上昇ほど、個人投資家は積極的に買い上がったとは考えづらい面はある。楽観的というよりは過熱感を警戒している状況だろう。それ故に需給は大きく買いに傾きづらく、反対にショートポジションが積み上がりやすいところであろう。そのため、過熱感を警戒しつつも一段の上昇が見込めそうだ。今週のオプションSQ(特別清算指数算出)を前に、ショートカバーが強まる展開も意識しておきたい。

物色についてもテーマ株が循環的に買われているが、こちらも上値追いというよりは、調整一巡感のある銘柄や出遅れ感のある銘柄等に向かいやすい。先行して上昇していた銘柄への利益確定を進めつつ、出遅れ銘柄を見直すことにより、市場全体の底上げといった流れが期待されそうだ。

イベントしては国際家電見本市「CES」(ラスベガス、9日から12日まで)が予定されているほか、10日に独メルセデスの新モデル発表会、11日に独アウディの新年会見、また、東京オートサロンが幕張メッセで12日から14日まで開催される。IoTやAI(人工知能)、自動運転、EV、次世代電池といった関連銘柄への手掛かり材料になりそうだ。その他、年初から仮想通貨関連への物色が強まっており、関連銘柄への関心も引き続き高まることになりそうだ。

《HT》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均