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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):参天薬、三越伊勢丹、東エレク

参天薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■参天製薬 <4536>  1,734円  -151 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 参天製薬<4536>が急落。21日の取引終了後、非感染性後眼部ぶどう膜炎の治療薬として開発中の「シロリムス硝子体内注射剤」(DE-109)について、米食品医薬品局(FDA)から審査完了の報告を受けたと発表。FDAは有効性を示す追加データを求めているとしていることから、現時点では認可が下りなかったとして、これが売り材料視された。なお、同件による18年3月期業績への影響は軽微としている。

■三越伊勢丹 <3099>  1,315円  -31 円 (-2.3%)  本日終値
 三越伊勢丹ホールディングス<3099>は続落。21日の取引終了後、18年3月期第3四半期決算で特別損失を計上することになったと発表しており、これを嫌気した売りが出てたようだ。ネクストキャリア制度の見直しを実施したことで、退職金の積み増しなどを行うことが要因。これに伴い特別損失として約43億円を計上するとしている。

■東京エレクトロン <8035>  20,800円  -485 円 (-2.3%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>、SUMCO<3436>など半導体関連株は売り優勢。前日の米国株市場ではインテル、アプライドマテリアルズ、ザイリンクス、エヌビディア、TSMCなどの半導体関連が軒並み下落し、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落となった。SOX指数は11月下旬から急な調整に見舞われたが、今月に入り売りが一巡し戻り足に転じていた。ただ、半導体需要の先行きに対する懐疑的な見方は依然としてくすぶり、足もとは再び上値が重くなっている。東京市場でも米半導体関連株の動向を横にらみに方向感の定まらないもみ合い局面が続いている。

■オプトホールディング <2389>  1,310円  -27 円 (-2.0%)  本日終値
 オプトホールディング<2389>が反落。21日の取引終了後、CCCマーケティング(CCCM、東京都渋谷区)との合弁会社Platform IDについて、CCCMが保有する全株式を取得し、完全子会社にすると発表。これに伴い約2億3000万円の特別損失が発生する見通しであることが嫌気された。CCCMが保有する株式490株(割合49%)を12月25日付で買い取るという。両社は、相互の事業基盤を有効に活用したマーケティングサービスの相互提供や新サービスの開発を目的として、11年7月にPlatform IDを設立したが、両社の事業基盤や経営資源をそれぞれの経営方針に基づいて活用し、両社の企業価値を高めていくことで一致し、合弁を発展的に解消することになったとしている。

■スタートトゥデイ <3092>  3,540円  -70 円 (-1.9%)  本日終値
 スタートトゥデイ<3092>が続落。SMBC日興証券が21日付で、投資評価を「1」から「2」とし、目標株価3700円から3500円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。商品取扱高は、ブランドクーポンの拡大や新規ブランドの投入、ツケ払いサービスの開始などの施策が奏功し高水準を維持してきたが、18年3月期第2四半期で兆しが出たように、第3四半期以降はこれら施策の一巡感は不可避と指摘。また、宅配料金の値上げは販促予算からの振り分けで対応する予定で、会社計画に対する変動要因にはならないようだが、PBに関するコストや、採寸ボディスーツの無料配布に関わるコストなどのマイナス影響が発生するとしており、18年3月期営業利益予想を339億円から321億円へ、19年3月期を同405億円から396億円へ、20年3月期を同518億円から516億円へ下方修正している。

■総医研ホールディングス <2385>  552円  +80 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 総医研ホールディングス <2385> [東証M]が急反発。米ブラックロック・ジャパンが21日付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によると、ブラックロックと共同保有者の同社株式保有比率は5.06%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受けて、需給思惑などから買いが先行しているようだ。

■JBR <2453>  717円  +61 円 (+9.3%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 21日、ジャパンベストレスキューシステム <2453> が発行済み株式数の1.29%にあたる45万株(金額で1億7000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月22日から18年12月21日まで。

■佐鳥電機 <7420>  1,141円  +96 円 (+9.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 21日、佐鳥電機 <7420> が18年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の2.4億円→4.2億円に75.0%上方修正したことが買い材料視された。半導体・電子部品の販売が堅調に推移する中、利益率改善や販管費の削減で採算が向上したことが寄与。併せて上期増額分を下回る形で、通期の同利益も7.8億円→9億円に15.4%上方修正。増益率が61.5%増→86.3%増に拡大する見通しとなった。

■エイジア <2352>  1,539円  +102 円 (+7.1%)  本日終値
 22日午前、エイジア <2352> が配当修正を発表。18年3月期の期末一括配当を従来計画の15.5円→18円(前期は1→2の株式分割前で25円)に増額修正したことが買い材料視された。同社は22日付で東証2部から1部へ昇格した。これを記念して従来計画の普通配当15.5円に、東証1部上場記念配当2.5円を上積みする。

●ストップ高銘柄
 みらいワークス <6563>  9,100円  +1,500 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 クレオ <9698>  713円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 省電舎ホールディングス <1711>  1,135円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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