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【特集】シンデンハイテ Research Memo(8):ROE10%、配当性向30%以上を公言

シンデンハイ <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元策

シンデン・ハイテックス<3131>は株主還元としてROE10%以上、配当性向30%以上を公言しており、2018年3月期も年間130円(配当性向29.9%)が予想されている。また自社株買いも実施しており、2017年3月期末で246,800株の自己株式を保有していたが、公募増資にかかり自己株式の処分を行い資本充足した。

さらに同社の場合、2015年9月の株式分割(2分割)後、発行済株式数が2,041,200株(2017年12月6日現在)と少ないため株式分割の余地が大きく、経営陣も「可能であれば株式分割を実行し、発行済株式数を増やしていきたい」と述べている。理論的に株式分割自体は株主価値を高めるものではないが、市場での流動性向上にはプラス要因であり、この点では評価できるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MH》

 提供:フィスコ

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