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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オープンH、朝日インテク、ユニプレス

オープンH <日足> 「株探」多機能チャートより
■オープンハウス <3288>  5,120円  +700 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 14日、オープンハウス <3288> が決算を発表。17年9月期の連結経常利益は前の期比23.9%増の361億円で着地。続く18年9月期も前期比20.4%増の435億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は戸建て住宅やマンションの販売が増加するうえ、収益不動産の売却益も膨らみ、24.7%の大幅増収を計画する。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比27円増の92円に増配する方針とした。前日終値ベースの予想PERが10.0倍→8.2倍に低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。

■朝日インテック <7747>  7,160円  +690 円 (+10.7%)  本日終値
 14日、朝日インテック <7747> [東証2]が決算を発表。18年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益が前年同期比37.9%増の42.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のメディカル事業で海外を中心にガイドワイヤーや貫通カテーテルなどの受注が拡大したことが寄与。デバイス事業の伸長に加え、円安による為替差損益の改善なども大幅増益に貢献した。上期計画の62.4億円に対する進捗率は68.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ユニプレス <5949>  3,270円  +260 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 14日、ユニプレス <5949> が決算を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比86.8%増の140億円と従来予想の97億円を上回って着地したことが買い材料視された。主要顧客である日産自動車の増産効果で国内やアジア向けプレス部品の販売が拡大したことが寄与。合理化効果に加え、円安進行で為替差損益が好転したことも大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の225億円→255億円に13.3%上方修正。従来の2.3%減益予想から一転して10.7%増益を見込み、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが10.3倍→9.3倍に低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。

■ワタミ <7522>  1,538円  +110 円 (+7.7%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 14日、ワタミ <7522> が決算を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常損益が1.5億円の黒字(前年同期は9.2億円の赤字)に浮上し、従来の6億円の赤字予想から一転黒字で着地しており、これを好感する買いが向かった。唐揚げを主力とする居酒屋「ミライザカ」、焼き鳥店「三代目鳥メロ」への業態転換が奏功し、既存店売上高が前年実績を7.2%も上回ったことが寄与。店舗オペレーションの改善を進めたことなども黒字浮上に貢献した。

■ラオックス <8202>  521円  +36 円 (+7.4%)  本日終値
 ラオックス <8202> [東証2] が全般軟調相場に逆行し、大幅高に買われた。同社は14日に決算を発表。直近3ヵ月の実績である17年7-9月期(第3四半期)の連結経常損益が4.2億円の黒字(前年同期は3.2億円の赤字)に浮上したことが買い材料視された。四半期ベースでの黒字化は16年4-6月期以来、5四半期ぶりとなる。7月に大型商業施設「千葉ポートスクエア ポートタウン」を開業したことで、その他事業の損益が急改善したことが黒字浮上の主因となった。なお、同時に発表した17年12月期第3四半期累計(1-9月)の同損益は6.1億円の赤字(前年同期は0.9億円の黒字)だった。

■学研ホールディングス <9470>  3,465円  +230 円 (+7.1%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 14日、学研ホールディングス <9470> が決算を発表。17年9月期の連結経常利益は前の期比20.6%増の35.2億円になり、続く18年9月期も前期比5.0%増の37億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は幼稚園・保育園向けに備品・遊具などの販売を手掛ける教育ソリューション事業と医療福祉サービス事業の採算が向上し、4期連続となる増益を確保する計画だ。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の70円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■日本マイクロニクス <6871>  1,255円  +65 円 (+5.5%)  本日終値
 14日、日本マイクロニクス <6871> が決算を発表。17年9月期の連結経常利益は前の期比5.4%増の15.7億円で着地。続く18年9月期は上期(16年10月-17年3月期)のみ業績予想を開示し、経常利益は前年同期比4.3倍の17億円に急拡大する見通しとなった。18年9月期上期はメモリー向けを中心に主力のプローブカードの販売が拡大するほか、半導体検査装置なども伸び、13.3%の大幅増収を見込む。上期だけで前期実績を上回る計画で、これを好材料視する買いが向かった。

■三愛石油 <8097>  1,461円  +67 円 (+4.8%)  本日終値
 三愛石油<8097>が反発し、新値追いとなっている。同社は14日取引終了後に、18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は52億8200万円(前年同期76.9%増)となり、通期計画92億円に対する進捗率は57.4%となった。売上高は3251億7400万円(同6.7%増)で着地。新規特約店の獲得やSS(サービスステーション)でのカーケア収益の拡大に注力したことなどから主力の石油関連事業が好調だったほか、販売価格の上昇からガス関連事業も伸びた。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。あわせて、中間配当を従来計画比2円増額の12円とすることも発表。期末配当11円(従来計画から変更なし)と合計した年間配当は23円(前期実績は21円)となる。

■東京精密 <7729>  4,960円  +215 円 (+4.5%)  本日終値
 14日、東京精密 <7729> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の140億円→160億円に14.3%上方修正。増益率が1.0%増→15.4%増に拡大し、17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。スマートフォンの高機能化などによる半導体メーカーの旺盛な設備投資需要を背景に、半導体製造装置の販売が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の72円→82円(前期は72円)に増額修正したことも支援材料となった。

■関東電化工業 <4047>  1,237円  +47 円 (+4.0%)  本日終値
 関東電化工業<4047>は大幅反発。同社は14日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を504億円から507億円(前期比10.1%増)へ、営業利益を70億円から75億円(同19.9%減)へ、最終利益を46億5000万円から49億5000万円(同26.0%減)へそれぞれ増額した。18年3月期第2四半期連結累計期間の業績は、半導体・液晶用特殊ガス類の需要が堅調に推移したため、前回発表予想を上回った。これに伴い、18年3月期通期連結業績予想を上方修正した。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は、売上高241億4300万円(前年同期比13.1%増)、営業利益41億8300万円(同2.7%増)、最終利益29億5000万円(同9.2%増)だった。

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