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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 イソライト、コマツ、タカラトミー (27日大引け後 発表分)

イソライト <日足> 「株探」多機能チャートより

 27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 イソライト <5358>   ★今期経常を一転39%増益・最高益に上方修正、配当も2円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の18.1億円→29億円に60.2%上方修正。従来の13.2%減益予想から一転して39.0%増益を見込み、2期連続で最高益を更新する見通しとなった。主力の耐火断熱材を中心に新製品を含む高付加価値品の販売が想定より伸びることが寄与。コスト削減の進展も利益を押し上げる。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→8円(前期は6円)に増額修正した。
  予想PERが17.9倍→11.0倍に急低下し、割安感が強まった。

 ゲオHD <2681>   ★今期経常を一転49%増益に上方修正
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円→135億円に50.0%上方修正。従来の0.4%減益予想から一転して49.3%増益見通しとなった。「ニンテンドースイッチ」本体やソフトなどの販売が想定以上に伸びることが寄与。備品消耗品費や販売促進費の削減なども上振れに貢献する。

 日ダイナミク <4783> [JQ]  ★今期最高益予想を32%を上乗せ
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の6億円→7.9億円に31.7%上方修正。増益率が80.2%増→2.4倍に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。上期に自治体向け駐輪場運営システムの大型案件を獲得したほか、駐輪場利用料収入が伸びることが寄与。ITサポート&サービス事業の拡大で先行投資費用の回収が進み、採算が急改善することも上振れに貢献する。

 コマツ <6301>   ★今期税引き前を一転42%増益に上方修正、配当も14円増額
 ◆18年3月期の連結税引き前利益を従来予想の1410億円→2370億円に68.1%上方修正。従来の15.3%減益予想から一転して42.4%増益見通しとなった。中国をはじめとする建設機械需要の拡大やインドネシア向け鉱山機械の販売好調などが寄与する。円安効果も業績拡大を後押しする。なお、通期の想定レートを1ドル=105円→108円に見直した。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の58円→72円(前期は58円)に増額修正した。

 三社電機 <6882> [東証2]  ★今期経常を2.3倍上方修正
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の5.5億円→12.5億円に2.3倍上方修正。増益率が2.5倍→5.8倍に拡大する見通しとなった。中国を中心とする半導体モジュールの好調継続に加え、主力の金属表面処理用電源も電子部品向けに販売が伸びる。予想PERは30.8倍→14.6倍に急低下した。

 FCC <7296>   ★今期税引き前を一転21%増益に上方修正
 ◆18年3月期の連結税引き前利益を従来予想の100億円→138億円に38.0%上方修正。従来の12.4%減益予想から一転して20.9%増益見通しとなった。インドの二輪車用クラッチの販売が伸び、売上が計画を上回ることが寄与。円安による採算改善や為替差益の発生なども利益を押し上げる。なお、下期の想定レートは1ドル=105円→110円と円安方向に見直した。

 タカラトミー <7867>   ★今期経常を最高益に上方修正、配当も4円増額
 ◆18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の28億円→63億円に2.3倍上方修正。国内玩具販売や「トランスフォーマー」「ベイブレード」の海外向け輸出が好調だったことが寄与。
  併せて、通期の同利益も80億円→115億円に43.8%上方修正。増益率が2.3%増→47.0%増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→14円(前期は10円)に増額修正した。

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