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【市況】10時00分時点の日経平均は38円安、国内向け出荷停止の日産自は2%安

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

10時00分現在の日経平均株価は21410.39円(前日比38.13円安)で推移している。19日の米国市場では中国の景気減速やスペインの政情不安への警戒感から売りが先行し、NYダウは小幅高にとどまった。ナスダック総合指数は小幅反落した。円相場は1ドル=112円台半ばから後半まで上昇しており、本日の日経平均はこうした流れを受けて57円安からスタートした。ただ、相場全体の先高期待の強さから押し目買いも入っており、シカゴ日経225先物清算値(21335円)を上回る水準で推移している。

ここまでの東証1部の売買代金は概算で6958億円。東証1部の値上がり銘柄数は724、値下がり銘柄数は1173で全体の57.7%、変わらずは133となっている。業種別では、海運業、証券、銀行業が下落率上位、水産・農林業、化学、小売業が上昇率上位となっている。

個別では、日産自<7201>が2%前後の下落で推移している。不正検査問題で国内に6つある完成車の全工場で国内向けの出荷を停止すると発表している。業績予想を上方修正したテルモ<4543>は利益確定売りに押されている。その他では、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、三井住友<8316>などがさえない。ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>は小幅に下落。ダイフク<6383>は3%超安と下げが目立つ。一方、売買代金トップの神戸鋼<5406>や任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、SUMCO<3436>、東エレク<8035>などはしっかり。また、enish<3667>が10%高と急反発し、東証1部上昇率トップとなっている。

(株式アナリスト 小林大純)

《HK》

 提供:フィスコ

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