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【市況】20日の株式相場見通し=衆院選投開票を控え持ち高調整の売り優勢に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 20日の東京株式市場は、きのうまでの13日続伸という記録的な連騰を達成したことへの反動に加え、衆院選の投開票日を目前にした週末とあって、持ち高調整の売りが優勢となりそうだ。20日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円50銭台での推移と前日夕刻に比べてやや円高・ドル安が進行している。

 19日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比5.44ドル高の2万3163.04ドルと5日続伸で、4日続けての過去最高値を更新した。前日に、NYダウ平均株価が初の2万3000ドル台乗せを達成したことへの反動もあり、利益確定売りが優勢で、一時前日比100ドルを超える下落幅となる場面もあった。その後、保険のトラベラーズやジョンソン・エンド・ジョンソン、通信のベライゾン・コミュニケーションズなど、7~9月期決算が好調だった銘柄に買いが入り、ダウ平均株価は下げ幅を縮小し、終値では前日比でプラスに転じた。ナスダック総合株価指数は、前日比19.153ポイント安の6605.067と反落した。

 日程面では、黒田日銀総裁が全国信用組合大会であいさつ、9月のコンビニエンスストア売上高に注目。海外では、イエレンFRB議長が講演、APEC財務相会合(21日まで)、米9月の中古住宅販売が焦点になる。(冨田康夫)


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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