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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続伸、海外市場の上昇が好感

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 74538.55 +0.30%
12日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比219.33ポイント高(+0.30%)の74538.55で取引を終えた。75332.23まで上昇した後、一時74294.08まで下落した。

中盤に上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を縮小させた。海外市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、北朝鮮をめぐる地政学リスクへの懸念がやや後退していることも引き続き支援材料。ほかに、原油相場の上昇などが資源銘柄の物色手掛かりとなった。

【ロシア】MICEX指数 2058.80 +0.72%
12日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比14.67ポイント高(+0.72%)の2058.80で取引を終了した。2059.96から2044.07まで下落した。

終始プラス圏で推移し、引けにかけて上げ幅を拡大させた。海外市場の改善や北朝鮮をめぐる地政学リスクに対する懸念の後退が好感された。また、利下げ期待が高まっていることも支援材料。今週15日に開催される金融政策決定会合では、ロシア中央銀行が利下げに踏み切ると予測されている。また、ロシア経済が回復に向かっているとのプーチン大統領の発言もサポート材料となった。

【インド】SENSEX指数 32158.66 +0.87%
12日のインドSENSEX指数は4日続伸。前日比276.50ポイント高(+0.87%)の32158.66、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同87.00ポイント高(+0.87%)の10093.05で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を一段と拡大させた。北朝鮮をめぐる地政学リスクに対する懸念の後退が好感された。また、利下げ期待が高まっていることなども引き続き支援材料。ほかに、8月の貿易赤字が前月から縮小するとの見通しが格上げ期待を高めた。

【中国本土】上海総合指数 3379.49 +0.09%
12日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.07ポイント高(+0.09%)の3379.49ポイントと続伸した。

直近でさえない値動きだった金融株に買い戻しが入る。なかでも保険株の上げが目立ち、中国太平洋保険(601601/SH)が2.9%高、中国平安保険(601318/SH)が1.5%高で引けた。自動車株や食品株なども買われた。IT関連株も物色される。「モノのインターネット(IoT)」産業が中国で急成長期を迎えている??と伝えられたことが支援材料だ。「世界IoT博覧会」が10日に江蘇省無錫市で開催され、工業信息化部の羅文・部長が「IoT市場規模は2009年の1700億人民元から16年に9300億人民元(約16兆円)へと約5倍に膨張した」との内容を語っている。

《CS》

 提供:フィスコ

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