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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ペッパー、UT、イオンファン

ペッパー <日足> 「株探」多機能チャートより
■ペッパーフードサービス <3053>  5,910円  +730 円 (+14.1%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ペッパーフードサービス<3053>が7連騰し連日の年初来高値更新となっている。8日に東証2部から東証1部に指定されることになったと発表して以降、物色人気が高まっているが、東証1部に指定された15日には複数のテレビなどが同社を取り上げており、人気化に拍車をかけているようだ。また、15日に発表した7月度実績でペッパーランチの既存店売上高が前年同月比8.6%増となったほか、いきなり!ステーキも同27.1%増と高い伸びとなっていることも好材料視されているようだ。

■UTグループ <2146>  2,011円  +130 円 (+6.9%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が15日付で、UTグループ <2146> [JQ]の投資判断「Buy(買い)」を継続し、目標株価を2200円→2300円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、自動車関連向け製造派遣の拡大を見込み、Buyを再強調したと報告。18年3月期第1四半期の営業利益率が前年同期と比べ1.3ポイント悪化したが、これは主に第2四半期以降の複数の大型案件に対する募集費などの先行費用増であったと指摘。この大型案件には従来同社が他社比で強くなかった自動車関連向けの製造派遣が含まれていると模様だ。同証券では、18年3月期の連結営業利益を54億円→50億円に減額する一方、19年3月期を77億円→80億円、20年3月期を101億円→115億円に上方修正した。

■イオンファンタジー <4343>  3,235円  +180 円 (+5.9%)  11:30現在
 イオンファンタジー<4343>が5日ぶりに反発している。15日の取引終了後に発表した7月度の営業概況で、国内事業の既存店売上高が前年同月比7.6%増となり、8カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。夏休み商戦を迎えて、プライズ(アミューズメント専用景品)部門で小学館(東京都千代田区)とのコラボレーションによるオリジナル景品「コロコロコミッククッション」を展開したほか、映画関連景品が好調に推移した。また、メダル部門も好調に推移しており、曜日調整後の既存店前年比は8.3%増と17カ月連続で前年を上回った。

■gumi <3903>  1,315円  +59 円 (+4.7%)  11:30現在
 gumi<3903>が3日続伸となっている。同社は15日、7月18日に事前登録を開始したスマートフォン向けゲームアプリ「セレンシアサーガ:ドラゴンネスト(セレサガ)」の事前登録者数が50万人を突破したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このゲームは、世界で約2億人がプレーしたPCオンラインアクションゲーム「ドラゴンネスト」のスマホ版。なお、配信開始は今夏を予定している。

■住友化学 <4005>  652円  +18 円 (+2.8%)  11:30現在
 住友化学<4005>は続伸、7月下旬以降は全体相場に歩調を合わせ調整局面にあったが、目先リバウンドから25日移動平均線とのマイナスカイ離を解消し出直り色をみせている。総合化学大手で有機EL分野ではタッチセンサーパネルを手掛け、急速に拡大するマーケットのニーズを捉えている。偏光板では液晶用で高シェアを有するが、「スマートフォン用有機ELパネル向けに、モバイル特性で優位性を持つ円偏光板の採用が加速する」(国内中堅証券)との見方が強く、同社業績の新たな押し上げ材料になるとの思惑が高まっている。16日付の日本経済新聞が、有機ELパネルについて、本格普及期を迎える2017年に市場規模が3兆円に拡大すると伝えており、関連部材メーカーの中核として注目度が高まった。一方、世界的な電気自動車(EV)シフトを背景に、需給逼迫のリチウムイオン電池向けセパレーターなどの部材生産でも存在感を示しており、米テスラモーターズとの協業に耳目が集まっている。

■リクルート <6098>  2,133円  +50 円 (+2.4%)  11:30現在
 リクルートホールディングス<6098>は4日続伸で上場来高値を指呼の間に捉えている。同社株は1株を3株にする株式分割実施前の5月16日に6340円の最高値をつけており、実質的には2113.3円を上回ると青空圏に突入する。企業の高水準の求人需要を背景に人材関連ビジネスが好調で求人情報検索サイト「Indeed」の伸びも全体業績に貢献している。17年4~6月期業績は20%増収、13%営業増益と好調で、これを受けて、ゴールドマン・サックスや大和証券、立花証券、岩井コスモ証券など国内外証券各社から強気の投資評価が相次いでおり、株高を後押ししている。

■ファンコミ <2461>  1,072円  +25 円 (+2.4%)  11:30現在
 ファンコミュニケーションズ<2461>が3日続伸で年初来高値を更新。15日の取引終了後に発表した7月度の月次業績速報で、連結ベースの売上高が前年同月比9.6%増となり、11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。アフィリエイト広告サービスのCPA型アドネットワーク事業が堅調を維持したほか、アドネットワークや行動ターゲティングなどのCPC/ターゲティング型アドネットワーク事業が2ケタ伸長したことが寄与した。

■三菱ガス化学 <4182>  2,739円  +33 円 (+1.2%)  11:30現在
 三菱ガス化学<4182>が6日ぶりに反発している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が15日付で、投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を2100円から2760円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、市況好調や数量増により機能化学品や芳香族化学品が業績を牽引すると予想していたが、同証券の従来予想よりも収益貢献が大きいため業績予想を上方修正するとしており、18年3月期の営業利益予想を417億円から497億円へ、19年3月期を同423億円から503億円へ修正している。

■夢の街創造委員会 <2484>  1,439円  +14 円 (+1.0%)  11:30現在
 夢の街創造委員会 <2484> [JQ] が大幅反発し、上場来高値を更新した。同社は15日に配当修正を発表。従来未定としていた17年8月期の期末一括配当は3.3円(前期は1→4の株式分割前で10円)実施する方針としたことが買い材料視された。17年2月に実施した1→4の株式分割を考慮すると、実質32.0%増配となる。堅調な業績や配当性向30%の基本方針を踏まえ、株主への利益配分を増やす。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■日本海洋掘削 <1606>  2,049円  +19 円 (+0.9%)  11:30現在
 日本海洋掘削<1606>が続伸。15日の取引終了後、マレーシアでジャッキアップ型リグ「HAKURYU-11」を使った掘削業務を受注したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。マレーシアのペトロニック社が同国のサプラ・グループの石油開発会社から受注した同国沖で実施する掘削工事を受注したという。なお、作業開始時期は8月、受注金額は非公表としている。

■CYBERDYNE <7779>  1,457円  +9 円 (+0.6%)  11:30現在
 CYBERDYNE<7779>がしっかり。15日の取引終了後、同社の生体電位駆動型下肢装着型補助ロボット(HAL-HN01)について、希少性難治性脊髄疾患への適応拡大を目的とした多施設共同医師主導治験で、新潟病院と再委託研究開発契約を締結すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回行われる医師主導治験は、HAL医療用下肢タイプを利用した公的な医療保険診療の対象疾患である緩徐進行性の神経・筋疾患から、希少難治性脊髄疾患の歩行障害に対する適応拡大の承認を目的としたもの。日本医療研究開発機構(AMED)の難治性疾患実用化研究事業に、新潟病院がAMEDと締結した委託研究開発契約に従い、CYBERDYNEが新潟病院から委託研究開発の一部を再委託されるもので、再委託期間は来年3月31日まで。なお、再委託研究開発費(予定)1000万円は18年3月期業績の営業外収益に計上される見込みとしている。

■三菱電機 <6503>  1,692.5円  +6 円 (+0.4%)  11:30現在
 三菱電機<6503>が続伸。1700円近辺で売り物をこなし上値を慕う展開。SMBC日興証券が15日付で同社株の投資評価を「1」継続とし、目標株価を2200円から2300円に引き上げており、これが株価にポジティブに働いている。18年3月期業績について営業利益段階で従来予想の3000億円(会社側計画と同じ)から3200億円(前期比18.5%増)に上方修正、中長期的にも産業メカトロニクス軸に優位性が高いと判断している。また、19年3月期以降も増勢は鈍化するもののFA中心に従来見通しを上積みしている。

■第一生命HD <8750>  1,884円  +4.5 円 (+0.2%)  11:30現在
 第一生命ホールディングス<8750>、T&Dホールディングス<8795>など生保株が堅調。全般軟調相場のなかで強さをみせている。前日の米国株市場では北朝鮮を巡る有事リスクが後退したとの見方に加え、米経済指標の改善を背景に米長期金利が上昇、10年債利回り、30年債利回りともに連日で上昇しており、これを受けてJPモルガンやシティグループ、ゴールドマン・サックスなどの大手金融株が買われ全体相場を下支えした。東京市場でも長期資産運用を行う大手生保は米国事業での利ザヤ拡大が見込まれるとの思惑から株価にポジティブ材料となっている。

■キーエンス <6861>  52,650円  +100 円 (+0.2%)  11:30現在
 キーエンス<6861>は続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は15日、同社株の目標株価を5万7400円から6万円に引き上げた。レーティングは「オーバーウエート」を継続した。同社の第1四半期(4~6月)は引き続き成長を継続。足もとの事業環境は国内、海外ともに良好で「業績拡大は想定以上」という。顧客企業の業績回復、人手不足や職人の技術の伝承をセンサーなどで代替させようとする流れもポジティブにみている。18年3月期の連結営業利益は従来予想2562億円を2641億円に引き上げたほか、19年3月期の同利益は3135億円と一段の増益を予想している。

●ストップ高銘柄
 スパンクリト <5277>  428円  +80 円 (+23.0%) ストップ高   11:30現在
 ジェイホールディングス <2721>  910円  +150 円 (+19.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 フクビ化学工業 <7871>  662円  +100 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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