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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アエリア、PCデポ、ネクソン

アエリア <日足> 「株探」多機能チャートより
■アエリア <3758>  2,593円  +500 円 (+23.9%) ストップ高   本日終値
 アエリア <3758> [JQ] がストップ高。同社は14日午後に業績修正を発表。17年12月期の連結経常利益を従来予想の18億円→36億円に2.0倍上方修正し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。1月に配信開始したスマートフォン向けゲーム「A3!(エースリー)」が好調で、課金収入が想定以上に伸びることが収益を押し上げる。同タイトルは6月に350 万ダウンロードを突破、7月には東名阪の民放キー局でのテレビCMを開始し、さらなる認知度の向上を目指している。

■PCデポ <7618>  715円  +98 円 (+15.9%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 ピーシーデポコーポレーション<7618>が一時ストップ高の717円まで買われた。10日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。上限を150万株(発行済み株数の2.91%)、または10億円としており、取得期間は8月14日から10月31日までとしている。同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高107億1300万円(前年同期比15.0%減)、営業利益5億8500万円(同56.5%減)、純利益4億1500万円(同55.3%減)だった。前年同期にウィンドウズ10無償アップグレード前のサポート需要や買い替え需要などがあった反動で売上高が減少したことに加えて、サービス一体型商品の商品ラインアップを前期より大幅縮小したことなどが響いた。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高466億円(前期比0.4%増)、営業利益24億2000万円(同28.9%減)、純利益16億5000万円(同27.3%減)の従来見通しを据え置いている。

■ネクソン <3659>  2,526円  +315 円 (+14.3%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ネクソン <3659> が急反騰し、上場来高値を更新した。同社は10日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期上期(1-6月)の連結税引き前利益が前年同期比6.0倍の469億円に急拡大し、従来予想の385億円(予想レンジ中値)を上回って着地したことが買い材料視された。9周年アニバーサリーアップデートなどが奏功し、中国でPCオンラインゲーム「アラド戦記」の売上収益が想定を上回ったことが寄与。対ドルで韓国ウォン安が進み、為替差益50.9億円が発生したことも利益を大きく押し上げた。

■Jトラスト <8508>  965円  +110 円 (+12.9%)  本日終値
 Jトラスト<8508>は大幅続伸。同社は10日取引終了後、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表した。営業収益は203億5200万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は25億7400万円(同2.9倍)、最終損益は17億7900万円の黒字(同9億6800万円の赤字)だった。信用保証中心の国内で保証提携先金融機関が増加しているのに加え、インドネシアでも同社のグループ企業が農機具やオートバイの購入者、さらにはマイクロファイナンスの資金需要者に対し、顧客獲得、審査、回収などを積極的に行い、融資残高を着実に積み上げている。業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は営業収益894億9000万円、営業利益100億5800万円、最終利益81億3700万円を見込んでいる。

■コスモHD <5021>  2,169円  +215 円 (+11.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は45%増益・上期計画を超過」が好感された。コスモエネルギーホールディングス <5021> が8月10日大引け後(17:00)に決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比45.1%増の150億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の95億円に対する進捗率が158.1%とすでに上回り、さらに5年平均の45.1%も超えた。
  ⇒⇒コスモHDの詳しい業績推移表を見る

■アカツキ <3932>  10,730円  +1,010 円 (+10.4%)  本日終値
 10日、アカツキ <3932> [東証M]が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.1倍の22.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。イベント効果が奏功し国内外で利用者が拡大した「ドラゴンボールZドッカンバトル」をはじめ、既存タイトルの課金収入が大きく伸びたことが寄与。

■ヨロズ <7294>  2,043円  +167 円 (+8.9%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 ヨロズ <7294> が急反発し、年初来高値を更新した。10日に発表した18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益が17.4億円の黒字(前年同期は3.9億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。主要顧客である日産自動車の新車効果でサスペンションなど自動車部品の販売が伸びたことが寄与。円安進行で為替差損益が改善したことも黒字転換に大きく貢献した。上期計画の19億円に対する進捗率は92.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ダイキョーニシカワ <4246>  1,804円  +121 円 (+7.2%)  本日終値
 自動車樹脂部品などを手掛けるダイキョーニシカワ<4246>が後場一段高で、年初来高値を更新した。同社は10日取引終了後に、18年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の153億円から156億円(前期比8.5%増)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高予想も1600億円から1620億円(同4.1%増)に増額修正。主要販売先の生産増に伴う製品売り上げの拡大や、コスト低減活動などの効果を見込んでいる。

■大幸薬品 <4574>  2,402円  +160 円 (+7.1%)  本日終値
 10日、大幸薬品 <4574> が決算を発表。18年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益が1.2億円の黒字(前年同期は0.9億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。前年同期に高水準だった国内医薬品の在庫が正常化したうえ、新製品「正露丸クイックC」の販売開始も寄与し、医薬品事業の収益が急拡大した。円安による為替差損の減少なども黒字浮上に貢献した。

■LINK&M <2170>  780円  +51 円 (+7.0%)  本日終値
 10日に決算を発表。「今期最終を5%上方修正、配当も0.2円増額」が好感された。リンクアンドモチベーション <2170> が8月10日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比4.2%増の10.1億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→6.2円(前期は5.3円)に増額修正した。
  ⇒⇒LINK&Mの詳しい業績推移表を見る

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