【注目】今週の「妙味株」一本釣り！ ─ テクマト

●テクマト <3762> 　【目標株価】2200円（28日終値1857円）

「医療ICT関連で注目」

　テクマトリックス <3762> に注目したい。同社は情報インフラ構築とアプリケーション開発が主力。特に、医療情報クラウドサービス「NOBORI」などの成長が寄与している。同サービスは、レントゲンやCT画像などの医療情報データを外部データセンターで管理するもの。また子会社では、遠隔画像診断のインフラ提供も行っている。18年3月期の連結経常利益は前期比35％増の22億円と最高益の見通しだ。

　医療ICT（情報通信技術）関連銘柄として同社の評価は高い。今3月期配当も前期比3円増の18円の見通し。高成長性評価で株価は2000円乗せからの一段高が見込める。

●東洋建 <1890> 　【目標株価】580円（28日終値469円）

「積極的な中期経営計画を評価」

　東洋建設 <1890> を好業績で割安な建設株として見直したい。同社は18年3月期の連結業績予想を、売上高1820億円（前期比19.3％増）、経常利益71億円（同12.2％増）と見込んでいる。今期は、国内土木･建築、海外ともに堅調な受注増が見込まれる。国内土木は海上土木を中心に堅調、国内建築は物流などを中心に増加が予想される。

　同社は決算発表と同時に、20年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を公表した。基本方針を「安定した収益確保による経営基盤強化と変化への果敢な挑戦によって更なる発展を目指す」としている。また、最終年度の数値目標については、連結営業利益は対象となる3ヵ年合計で245億円以上（前中計3ヵ年実績は215億円）、同連結営業利益率を5.0％以上（17年3月期実績は4.7％）、同単体純資産を500億円以上（同期末402億円）としている。

　株価は、7月に入ってほぼ440～470円の狭い範囲の高値圏で小幅な値動きとなっている。ただ、PERは9倍台、PBRは1.0倍台と依然として割安水準にあり、上値余地は十分といえそうだ。

株探ニュース