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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:グノシー、CTS、ベイカレント

Gunosy <日足> 「株探」多機能チャートより
■Gunosy <6047>  2,639円  +337 円 (+14.6%)  11:30現在
 14日、Gunosy <6047> [東証M] が決算を発表。17年5月期の連結経常利益は前の期比2.7倍の15.1億円に伸び、続く18年5月期も前期比45.5%増の22億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も「グノシー」をはじめとするニュース配信アプリのダウンロード数が伸び、広告収入が増える。併せて、KDDI <9433> と業務提携すると発表したことも好感されたもよう。ファッションやグルメなどの情報を配信する同社の女性向けアプリ「LUCRA(ルクラ)」を共同で運営する。また、新規事業としてスマートデバイスに特化した成果報酬課金型のネットワーク広告サービスを開始することも発表している。

■シーティーエス <4345>  1,609円  +179 円 (+12.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 14日、シーティーエス <4345> が7月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ベイカレント <6532>  2,101円  +182 円 (+9.5%)  11:30現在
 ベイカレント・コンサルティング <6532> [東証M] が続急伸。同社は14日に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年2月期第1四半期(3-5月)の税引き前利益(非連結)が前年同期比20.8%増の10.5億円に伸びて着地したことが買い材料視された。金融機関などのIT投資需要が底堅く推移するなか、主力のITコンサルティングの受注が伸び、14.9%の大幅増収を達成したことが寄与。今期経常利益は前期比22.7%増の38億円を見込むが、計画達成に向けて好調なスタートを切ったことが好感された。

■パソナグループ <2168>  1,199円  +103 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 パソナグループ <2168> が続急騰し年初来高値を更新した。同社は14日に決算を発表。17年5月期の連結経常利益は前の期比12.0%増の43.1億円になり、続く18年5月期も前期比29.7%増の56億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期も人手不足の長期化や“働き方改革”の進展を追い風に、人材派遣の受注が伸びる。また、8月に子会社化および事業譲受を予定しているNTTグループの人材サービス会社が業績寄与する見込みだ。

■第一精工 <6640>  2,405円  +186 円 (+8.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 第一精工<6640>が急伸し新高値。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、同社株のレーティングを新規「バイ」でカバレッジを開始した。目標株価は3200円としている。車載用コネクターの本格的な拡大による業績拡大を予想している。具体的には、自動車電装・関連部品では車載用コネクターが本格拡大しているほか、エレクトロニクス機構部品などではRF同軸やフレキシブル配線基板(FPC)向けなどの各コネクターが牽引している。同証券では17年12月期の連結営業利益は25億円(会社予想20億円)、18年12月期は同36億円を予想している。

■ライク <2462>  3,470円  +250 円 (+7.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 13日、ライク <2462> が決算を発表。17年5月期の連結経常利益は前の期比74.8%増の24.9億円に伸びて着地。続く18年5月期も前期比30.4%増の32.5億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も人手不足が続くなか、携帯電話販売を中心に人材派遣が伸び、17.4%の大幅増収を見込む。同時に、8月31日割当で1→2の株式分割を実施すると発表。最低投資金額は現在の2分の1に低下することから、流動性の向上や投資家層の拡大を好感する買いも向かった。また、今期の年間配当は20円とし、株式分割を考慮した実質配当は11.1%増配とする方針とした。

■NOK <7240>  2,660円  +174 円 (+7.0%)  11:30現在
 NOK<7240>は大幅高で3日続伸。同社は14日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を7050億円から7168億円(前期比0.5%増)へ、営業利益を400億円から445億円(同11.9%増)へ、最終利益を280億円から320億円(同17.1%増)へ上方修正した。自動車用オイルシール、フレキシブル回路基板の両部門の売上高拡大に伴う営業利益の増加、および持分法による投資利益の増加などにより経常利益が増額となった。また経常利益の拡大に伴い、親会社株主に帰属する四半期純利益、当期純利益もそれぞれ増加する見込み。

■クリレスHD <3387>  1,145円  +72 円 (+6.7%)  11:30現在
 クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387> が続急伸し、約7ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。同社は14日に決算を発表。18年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比11.9%増の21.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。第1四半期としては過去最高益となった。既存店売上高は前年同期を下回ったものの、出店拡大効果などで5.0%の増収を確保したことが寄与。上期計画の34億円に対する進捗率は62.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ジンズ <3046>  6,560円  +400 円 (+6.5%)  11:30現在
 ジンズ<3046>は大幅続伸。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(16年9月~17年5月)連結決算が、売上高371億3600万円(前年同期比10.5%増)、営業利益39億600万円(同79.8%増)、純利益20億9700万円(同87.6%増)と約8割の営業増益で着地したことが好感された。国内でアイウエア専門ショップを18店舗出店したことや中国で同17店舗、米国で同3店舗を出店したことなどが寄与した。また、今年3月から3プライス制の新価格体系を導入したことで客数が順調に伸長したことや、春節、花見シーズンにおける訪日外国人のインバウンド需要を取り込むことに成功したことも寄与した。なお、17年8月期通期業績予想は、売上高510億円(前期比10.4%増)、営業利益52億2000万円(同41.7%増)、純利益28億9000万円(同45.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■メタップス <6172>  3,545円  +215 円 (+6.5%)  11:30現在
 14日、ビッグデータ解析を主力とするメタップス <6172> [東証M] が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年8月期第3四半期累計(16年9月-17年5月)の連結営業損益が5.6億円の黒字(前年同期は4.4億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。アプリ収益化プラットフォーム「metaps」などの既存サービスが堅調に推移したことに加え、ファイナンス関連サービスが急拡大したことが寄与。通期計画の7億円に対する進捗率は80%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ペッパーフードサービス <3053>  4,585円  +235 円 (+5.4%)  11:30現在
 13日、ペッパーフードサービス <3053> [東証2]が17年12月期の連結経常利益を従来予想の13.4億円→21.6億円に61.0%上方修正。増益率が38.1%増→2.2倍に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。今期業績の上方修正は4月に続き、2回目。立ち食い店「いきなりステーキ」が絶好調なうえ、低価格店「ペッパーランチ」も成長が継続し、売上が計画を16.8%も上回ることが利益を押し上げる。

■ジーエヌアイグループ <2160>  649円  +26 円 (+4.2%)  11:30現在
 14日、東証が18日売買分からジーエヌアイグループ <2160> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■平田機工 <6258>  12,550円  +440 円 (+3.6%)  11:30現在
 平田機工<6258>が7連騰。14日の取引終了後、中国子会社で今月からスカラ(水平多関節)型ロボットの生産・販売を開始したと発表しており、将来的な業績への貢献を期待した買いが入っている。これまで同製品の中国向けは、日本で生産し輸送していたが、中国子会社で調達・品質検査・生産・販売などの全てが対応できるようになったことから、課題だったコストダウンとリードタイム短縮が実現でき、中国市場での競争力がより高まると判断したという。なお、事業計画には織り込み済みで、18年3月期業績予想には変更はないとしている。

■ステラ ケミファ <4109>  3,090円  +85 円 (+2.8%)  11:30現在
 ステラ ケミファ<4109>は全般軟調相場に逆行して続伸。26週移動平均線とのマイナスカイ離を解消し、底離れを鮮明としている。電子デバイス分野向けを中心としたフッ素化合物大手で圧倒的な国内シェアを誇るが、足もとでは、リチウムイオン電池向け電解液などが好調で収益に寄与している。ここ世界的に電気自動車(EV)への需要シフトを後押しする動きが自動車およびその周辺業界から相次いでおり、「アジアの株式市場でも香港や中国市場でEVの動力源となるリチウム電池関連株が軒並み動意づいている」(市場関係者)状況という。この流れが東京市場にも波及しており、同社株も関連有力株の一角としてマークが強まった。このほか、同じく電解液を手掛ける関東電化工業<4047>も上値追い基調にある。

■サイバーステップ <3810>  5,390円  -1,000 円 (-15.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 サイバーステップ <3810> [東証M] がストップ安売り気配。同社は14日に決算を発表。17年5月期の連結経常損益は3億6500万円の黒字(前の期は4億0100万円の赤字)に浮上したが、続く18年5月期の同利益は前期比76.4%減の8600万円に大きく落ち込む見通しとなった。これを嫌気する売りが殺到している。前期はオンラインクレーンゲーム「トレバ」の利用者拡大で課金収入が大きく伸びた。今期はトレバや新規タイトルのプロモーション強化による先行投資に注力するため大幅減益となる見込み。

■北の達人 <2930>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   11:30現在
 北の達人コーポレーション<2930>がストップ高。同社は健康食品や化粧品を自社で企画し、ネット経由で販売する事業を手掛けており、利益率の高い新商品群の寄与で業績は絶好調に推移している。14日取引終了後に発表した18年2月期第1四半期の単独決算は売上高8億7200万円(前年同期比47.3%増)、営業利益2億2600万円(同3.3倍)、最終利益1億5700万円(同3.5倍)と高変化をみせ、ポジティブサプライズを誘った。なお、18年2月期の単独業績予想について、売上高を30億円から39億6900万円(前期比47.2%増)へ上方修正した。

■買取王国 <3181>  779円  +100 円 (+14.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 買取王国<3181>は朝方から買いが集中し、ストップ高水準でカイ気配となっている。前週末14日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高11億5300万円(前年同期比8.4%減)、営業利益3000万円(同6.7倍)、純利益2000万円(同6.9倍)となり、上期計画の営業利益700万円を大きく上回ったことが好感されている。前期に不振店舗をスクラップしたことで売上高は減収となったが、主力商材のファッション、ホビーや新たに力を入れ始めた家電、工具が好調に推移していることに加えて、店舗外観改修計画の実施の遅れや、経費削減に積極的に取り組んだことにより販管費の減少が利益を押し上げたとしている。

●ストップ高銘柄
 北の達人 <2930>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   11:30現在
 買取王国 <3181>  779円  +100 円 (+14.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 タカタ <7312>  52円  -30 円 (-36.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、2銘柄

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