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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ブロッコリー、マルコ、トランザク

ブロッコリー <日足> 「株探」多機能チャートより
■ブロッコリー <2706>  1,217円  +145 円 (+13.5%)  11:30現在
 24日に発表した「うたプリShining Liveの事前登録開始」が買い材料。KLab <3656> と共同開発しているスマートフォン向けゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の配信が今夏に決定。24日に事前登録の受付を開始。英語・繁体字中国語に対応したグローバル版も開発し、海外への展開も予定している。

■マルコ <9980>  420円  +42 円 (+11.1%)  11:30現在
 23日、東証が26日売買分からマルコ <9980> [東証2]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■トランザクション <7818>  1,191円  +70 円 (+6.2%)  11:30現在
 トランザクション<7818>が大幅高。同社は雑貨の製造販売を手掛けるが、都内に電子たばこの専門店を出店するなど電子たばこ事業に積極的に展開している。東京都議選が23日に告示され、小池百合子都知事率いる「都民ファーストの会」に注目が集まっている。そのなか、掲げる政策項目のひとつに「受動喫煙対策」があり、規制の及ばない電子たばこの需要拡大が加速するとの思惑が強い。同社株は関連有力銘柄として再び投機資金が流入している。

■ファンコミ <2461>  1,044円  +60 円 (+6.1%)  11:30現在
 ファンコミュニケーションズ<2461>が5連騰。前週末23日の取引終了後、ウエブサービスを提供するシーサー(東京都渋谷区)の全株式を取得し子会社化すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。今回の買収は、幅広いウエブサービスを手掛けるシーサーを傘下に収めることで、ファンコミのアフィリエイト広告サービスとシナジーが発揮され、さらなる事業規模の拡大と企業価値向上が期待できると判断したという。なお、業績への影響は現在精査中としている。

■KLab <3656>  1,925円  +110 円 (+6.1%)  11:30現在
 KLab <3656> が急伸。24日、同社がブロッコリー <2706> [JQ]と共同開発しているスマートフォン向けゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の配信が今夏に決定したと発表したことが買い材料視された。同タイトルは、ブロッコリーが保有する人気コンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」を題材としたスマートフォン向けリズムアクションゲーム。今夏の正式配信を前に、24日から事前登録の受付を開始した。海外展開に向けて英語・繁体字中国語に対応したグローバル版も開発しているという。発表を受けて、「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の人気化による業績への寄与に期待する買いが殺到した。なお、ブロッコリーも買い気配で始まっている。

■FRONTEO <2158>  805円  +42 円 (+5.5%)  11:30現在
 FRONTEO<2158>が大幅反発。25日にNHKで放送されたドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」で人工知能(AI)が取り上げられ、なかで同社独自の人工知能「KIBIT」を用いた「社員離職防止システム」が取り上げられたことが好材料視されているようだ。同システムでは、膨大な面談記録のテキストデータを人工知能KIBITで分析。不安や不満を抱えている人を早期に発見して重点的にサポートする仕組みをつくるという。

■ヒトコム <3654>  1,857円  +87 円 (+4.9%)  11:30現在
 ヒト・コミュニケーションズ<3654>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は23日取引終了後に、EC業務支援サービスなどを手掛けるビービーエフ(東京都千代田区)を子会社化することを決めたと発表。同社事業とのシナジーなどが期待されているようだ。ビービーエフは、Eコマース領域で商品企画から販売・代金決済、物流、成果追求までのサービスを一貫して提供するフルフィルメントサービスに強みを持つECサイト支援事業者で、大株主はブロードバンドタワー<3776>および三井物産<8031>。ヒトコムはBBタワーから1990株、三井物産から1410株、ビービーエフ社長の田村淳氏から200株、合計3600株(議決権所有割合60.0%)を6月30日に取得する予定となっている。

■エス・エム・エス <2175>  3,505円  +140 円 (+4.2%)  11:30現在
 エス・エム・エス <2175> が反発し、上場来高値を更新した。23日に同社がマレーシアの看護師人材紹介会社 Melorita社を子会社化したと発表したことが買い材料視された。買収はアジア・オセアニアで医療情報サービスを展開する子会社のMINSグループを通じて行った。Melorita社はマレーシアのヘルスケア領域で最大級の人材紹介会社で、シンガポールといったアジア域内やサウジアラビアなどのアジア域外の病院に紹介するサービスを展開している。200万人の従事者会員基盤を持つMINSとのシナジー効果でグローバルキャリア事業を拡大させ、アジア医療従事者供給プラットフォームの構築を目指す。

■ミスミグループ本社 <9962>  2,543円  +72 円 (+2.9%)  11:30現在
 金型用部品の専門商社ミスミを中核とするミスミグループ本社 <9962> が反発し、上場来高値を更新した。同社は23日に月次売上実績を発表。5月売上高が前年同月比26.2%増の250億円に拡大したことが買い材料視された。内訳はFA事業が前年同月比29.6%増の84.8億円、金型部品事業は同18.7%増の66.2億円、カタログ販売のVONA事業は同28.6%増の99.3億円と、全事業で前年実績を上回った。4月の21.6%に続き、伸び率が前年実績を20%以上超過したことを評価する買いが向かった。なお、18年3月期は売上高が前期比12.0%増の2900億円、経常利益が同17.5%の311億円といずれも過去最高を計画している。

■メタップス <6172>  3,125円  +65 円 (+2.1%)  11:30現在
 メタップス<6172>、FRONTEO<2158>、ロゼッタ<6182>、データセクション<3905>、JIG-SAW<3914>、日本サード・パーティ<2488>、シグマクシス<6088>など人工知能(AI)関連株が全面高の様相。 ソフトバンクグループ<9984>が5月20日、AI分野中心に照準を合わせた10兆円規模の巨大ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を発足、これを契機にテーマ性が再燃した。今月28~30日には東京ビッグサイトで第1回「AI・人工知能EXPO」が行われる。業界を問わずAI活用を積極化する企業が増勢一途となるなか、AI ・人工知能に関する専門展として初の企画となり、関連銘柄に対するマークも一段と強まる方向となっている。

■任天堂 <7974>  39,110円  +670 円 (+1.7%)  11:30現在
 任天堂<7974>の上げ足が止まらない、4万円大台を目前に捉えている。同社株はリーマン・ショックのあった2008年10月の急落過程で4万4000円台の高値から2万1000円台まで一気に時価総額を半分以下にした過去があるが、4万円台乗せとなればその時以来、約8年8カ月ぶり。「ニンテンドースイッチ」の販売好調とそれを受けた増産観測が株価を押し上げている。時価総額は5兆5700億円強まで膨らんでいる。前週末にソニー<6758>と逆転したが、きょうはホンダ<7267>も上回り、三井住友フィナンシャルグループ<8316>に続く東証1部第12位に浮上した。

■ミネベアミツミ <6479>  1,884円  +29 円 (+1.6%)  11:30現在
 ミネベアミツミ<6479>が4日ぶりに反発している。SMBC日興証券が23日付で投資評価「2」を継続し、目標株価を1600円から1900円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、引き続きゲーム機器の数量変動が、最大の業績変動要因としているほか、モーター販売数量が車載向けで増加し、利益率も改善傾向にあることなどを評価。電子機器セグメントの営業利益は、18年3月期以降はバックライトよりもモーターからの貢献の方が大きくなってくるとしており、18年3月期の営業利益予想を643億円から657億円へ、19年3月期を同683億円から695億円へ引き上げている。

■東祥 <8920>  5,410円  +80 円 (+1.5%)  11:30現在
 東祥<8920>が5日ぶりに反発。ドイツ証券は24日、同社株の「バイ」を継続し目標株価を5800円から5900円に見直した。同証券では18年3月期の連結営業利益は前期比13%増の67億4000万円と会社予想(65億円)を上回ると予想。同証券では、スポーツクラブ事業の中期的な成長余地や同社の卓越した収益力を評価している。

■ enish <3667>  2,018円  +400 円 (+24.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 enish<3667>がストップ高。この日の寄り前に、アイドルグループ「欅坂46」初となる公式ゲームアプリ「欅のキセキ」の制作を決定し、17年内に配信を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「欅坂46」は、秋元康氏が総合プロデュースし、「乃木坂46」に続く「坂道シリーズ」第2弾として、15年8月21日に結成されたアイドルグループ。なお、同ゲームアプリの詳細については、後日発表するとしている。

●ストップ高銘柄
 フォーサイド <2330>  396円  +80 円 (+25.3%) ストップ高   11:30現在
 NCS&A <9709>  459円  +80 円 (+21.1%) ストップ高   11:30現在
 土木管理総合試験所 <6171>  1,019円  +150 円 (+17.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 タカタ <7312>  110円  -50 円 (-31.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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