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【市況】22日の香港市場概況:ハンセン0.1%安と3日続落、H株金融セクターは上昇(訂正)

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

下記のとおりタイトルのみ修正します。
(誤)ハンセン0.1%安と3日続伸
(正)ハンセン0.1%安と3日続落

22日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比20.05ポイント(0.08%)安の25674.53ポイント3日続落する半面、本土企業株で構成されるH株指数は9.17ポイント(0.09%)高の10402.76ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は780億5100万香港ドルと小幅ながら拡大している(21日の売買代金は765億1600万香港ドル)。

好悪材料が入り混じる状況。原油相場の続落が嫌気される半面、中国の政策期待などは追い風となった。本土株が引けにかけてマイナスに転じるなか、香港でも資源・素材セクターが下落している。

業種別では、石油関連セクターがさえない。大手3社の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)と中国海洋石油(CNOOC:883/HK)がそろって0.4%安、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が0.3%安と下落した。昨夜のWTI原油先物は2.3%安と3日続落し、約10カ月ぶりの安値を付けている。

中国の自動車セクターも安い。東風汽車集団(489/HK)が2.9%、北京汽車(BAICモーター:1958/HK)が2.4%、長城汽車(2333/HK)が1.6%、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.4%ずつ値を下げた。

一方、H株金融セクターは買われる。招商銀行(3968/HK)が3.6%高、中国民生銀行(1988/HK)が2.9%高、華泰証券(HTSC:6886/HK)が2.2%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が1.9%高で引けた。

中国の発電セクターも高い。華潤電力HD(836/HK)が4.8%、華電国際電力(1071/HK)が1.7%、大唐国際発電(991/HK)が1.5%ずつ値を上げた。「電力料金に含まれる賦課金のうち、7月1日から一部が減免される」と報じられたことが刺激材料となっている。

本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.28%安の3147.45ポイントで取引を終えた。資源・素材株がさえない。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株も安い。半面、金融株は買われた。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

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