市場ニュース

戻る
 

【経済】中国で住宅取得ストレス増大、北京は賃金51.2年分に高騰


平均月収に対する住宅価格を算出したところ、首都の北京市が中国で最も高値にある実態が改めて示された。各都市で80平米の住宅を購入すると仮定。生活支出などを無視し、1人当たり平均収入の何倍(何年分)に相当するかを求めている。吉網が25日に伝えた。
北京市民の場合、1人当たり月額賃金は平均6906人民元。年間で8万2872人民元に達する。ただ、1平米当たりの住宅価格は5万3087人民元で推移。80平米住宅の相場は424万6960人民元と高額だ。生活費や金利などの支出を考慮しない場合、単純計算で51.2年を擁することとなる。
同じように試算すると、上海が48.5年(月額平均賃金6378人民元、1平米当たり価格4万6423人民元)、広州が30.6年(月額平均賃金4811人民元、1平米当たり2万2051人民元)など。
半面、東北エリアの省会(省政府の所在都市)は、住宅取得ストレスが比較的に低い。長春が11.1年(月額平均賃金3968人民元、1平米当たり6580人民元)、瀋陽が12.2年(月額平均賃金3887人民元、1平米当たり2万7103人民元)、ハルビンが12.8年(月額平均賃金3834人民元、1平米当たり7374人民元)と算出された。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均