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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日本ライフL、ソフトバンク、コナミHD

日本ライフL <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本ライフライン <7575>  3,690円  +395 円 (+12.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 日本ライフライン <7575> が続急伸し、連日で上場来高値を更新した。SMBC日興証券が24日付で同社の投資判断を「1(強気)」、目標株価5200円に新規設定したことが買い材料視された。リポートでは、不整脈治療という高成長市場を捉え、成長加速が期待できると評価。主力製品のEP/アブレーション関連製品は、アブレーション治療(心臓内の不整脈の原因となる部位を焼灼することで治療する方法)時に使われる医療機器。アブレーション治療の症例数は拡大傾向にあるうえ、同製品は利益率も高く、利益率改善と共に今後5年間で年率19%のEPS成長も可能とみている。また、株式指標面でも割安感が強く、成長力は株価に織り込まれていないと指摘した。

■高砂熱学工業 <1969>  1,846円  +104 円 (+6.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 SMBC日興証券が24日付で高砂熱学工業 <1969> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を1860円→1950円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、同社は18年3月期を営業減益計画としているが、17年3月期に工事損失引当金を積み増しながらも売上総利益率が改善したことを踏まえると、18年3月期も総利益率向上が続く公算が大きいと指摘。また、総還元を意識した株主還元方針を有しており、不定期ながら自己株式取得実施の可能性があると期待みている。

■アイシン精機 <7259>  5,770円  +260 円 (+4.7%)  11:30現在
 24日、アイシン精機 <7259> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.58%にあたる1000万株(金額で700億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月25日から18年3月31日まで。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,876円  +364 円 (+4.3%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が買い優勢。米半導体大手のエヌビディアは米国株市場で上昇トレンドを加速させており、前日は最高値を更新。同社株は人工知能(AI)関連の象徴株の一角として米国株市場で注目されており、東京市場でもAI関連株人気を呼び込む立役者となっている。そうしたなか、ソフトバンクグループがエヌビディアの株式を買い集めていることが、一部メディアを通じて報じられている。25日付の日本経済新聞はソフトバンクが発足させた「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が、エヌビディアの株式を取得する方向にあることを伝えており、これが同社の株価を強く刺激している格好だ。

■コナミホールディングス <9766>  5,400円  +220 円 (+4.3%)  11:30現在
 コナミホールディングス <9766> が大幅続伸し連日で年初来高値を更新した。24日、傘下のコナミデジタルエンタテインメントがスマートフォン向けゲーム「ウイニングイレブン 2017」を約150の国と地域で配信開始したと発表したことが買い材料視された。「ウイニングイレブン 2017」は、シリーズ累計販売本数が9630万本を超える家庭用「ウイニングイレブン」シリーズのゲームエンジンをベースにしたアクションサッカーゲームで、モバイルゲームに徹底的に最適化した操作性を実現したという。事前登録者数は約2週間で350万人に達しており、人気化による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■ニチイ学館 <9792>  1,048円  +25 円 (+2.4%)  11:30現在
 ニチイ学館 <9792> が反発し、連日で年初来高値を更新した。株価は12日大引け後に発表した18年3月期の決算が評価され、翌営業日の15日に10.4%上昇、その後も上値を追う展開が続いている。今期の連結経常利益は前期比4.2倍の60億円と5期ぶりの利益水準に拡大する計画だ。主力の介護事業と医療事務受託の収益拡大に加え、英会話教室を運営する教育事業の赤字縮小が寄与する。介護事業では人材確保と生産性向上で成長回帰を目指すほか、医療関連事業は契約適正化と業務効率の向上により利益水準がアップする見通しだ。また、教育事業は赤字が続いているが、着実な利益改善が進んでおり、今期はさらなる改善を見込んでいる。

■オープンハウス <3288>  3,590円  +60 円 (+1.7%)  11:30現在
 オープンハウス <3288> が5日続伸し、連日で上場来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付で同社の投資判断「Buy(買い)」を継続し、目標株価を3990円→4550円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、17年9月期第1四半期決算を受け、主力の戸建は拠点拡大により販売棟数を伸ばし、粗利益率も高水準を維持していると評価。下期以降も名古屋など積極出店効果で好調が続くとみている。また、PER水準は依然割安感があると指摘した。同証券では、17年9月期の営業利益を350億円→365億円(会社計画は350億円)、18年9月期を375億円→410億円、19年9月期を400億円→430億円にそれぞれ上方修正した。

■コメダホールディングス <3543>  1,983円  +26 円 (+1.3%)  11:30現在
 コメダホールディングス<3543>が年初来高値を更新した。同社はコーヒー店を全国チェーン展開、中京を基盤に関東などにも出店領域を広げている。消費者ニーズを捉えて業績は好調に推移しており、増収増益基調が続いている。東海東京調査センターでは24日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続で目標株価を2120円から2260円に引き上げており、株価を後押しする格好となった。同調査センターでは今後も店舗数の拡大に伴い、堅調な業績を予想しており、18年2月期の営業利益は会社側計画の72億4300万円を上回る74億円(前期比7.5%増)を予想している。

■良品計画 <7453>  28,800円  +70 円 (+0.2%)  11:30現在
 良品計画<7453>は朝安後に値を上げる展開。ドイツ証券は24日、同社株の投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。目標株価は3万1000円(従来2万8000円)とした。好調な株価パフォーマンスを受けて、株価の上昇余地が限定的となったことを投資判断見直しの理由としている。国内の安定成長に加え、海外の業績拡大で増収、最高益更新の継続を予想。17年2月期の連結営業利益は前の期比11%増の383億円だったが、同証券では21年2月期に583億円に拡大すると予想している。

■TSIホールディングス <3608>  738円  -41 円 (-5.3%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 TSIホールディングス<3608>は大幅反落。SMBC日興証券が24日付で投資評価を「1」から「2」へ引き下げたことが弱材料視されているようだ。なお、目標株価は840円を据え置いている。同証券では、不採算ブランドの廃止や不採算店舗の閉鎖のステージを終え、コスト削減ではなく成長へのコスト増が発生するステージに移行したとみられることや、経営陣交代を含む子会社の組織変更など各種対策は打たれているが売り上げの本格回復には至っていないことなどを考慮したという。また、これに伴い、18年2月期の営業利益予想を45億円から30億円へ、19年2月期を同52億円から38億円へ下方修正している。

■エムアップ <3661>  2,049円  +339 円 (+19.8%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 エムアップ<3661>が投機資金の攻勢に大幅続伸。前日は値幅制限上限の300円高に買われていたが、きょうも目先筋の利益確定売りを吸収し、上値追い態勢にある。同社株は4月26日から5月18日にかけて14連騰という記録的な上昇をみせた。信用取引規制がかかったこともあり、その後株価を一服させたものの下値では買いが厚く、前日を境に上昇再開となった。13年5月の1910円(分割修正値)の上場来高値を更新した。24日に、人気アイドルグループ、乃木坂46とのコラボレーション公式アプリ「乃木坂46~always with you~」の事前登録者数が10万人を突破したことを発表、これが新たな手掛かり材料となっている。

■ソルクシーズ <4284>  713円  +100 円 (+16.3%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ソルクシーズ<4284>がストップ高買い気配。24日の取引終了後、SBIホールディングス<8473>と、SBIグループが進めるフィンテック分野におけるシステム構築に向けて、技術協力することで合意したと発表しており、今後の事業展開への期待感から買いが入っているようだ。今回の技術協力は、SBIグループでブロックチェーン・分散台帳技術などの新技術を活用し送金インフラの構築を目指すSBI Ripple Asiaと、各種フィンテックサービスの導入支援事業を展開するSBI FinTech Incubationへの技術協力を行うというもの。これによりソルクシーズは、企業向けのフィンテックサービスの導入・構築に向けてノウハウと技術力を向上させ、企業におけるフィンテック技術の導入促進につなげるほか、日本におけるフィンテックを活用したビジネス拡大に貢献するとしている。

■ラクオリア創薬 <4579>  1,106円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   11:30現在
 ラクオリア創薬<4579>がストップ高。24日の取引終了後、同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの一つピロロピリジノン誘導体について、国内で特許査定を取得したと発表しており、米国、中国、欧州に続いて日本でも知的財産権が強化されることが好感されている。同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬は、テトロドトキシン感受性(TTX-S)ナトリウムチャネルに対して特異的に作用し、複数の疼痛モデル動物において、高い有効性を示すことが確認されている。また、同化合物は心臓で重要な働きをするテトロドトキシン抵抗性(TTX-R)ナトリウムチャネルに対して良好な選択性を示すことから、副作用の少ない画期的新薬として、さまざまな疼痛状態に対する未充足の医療ニーズに応えることが期待されているという。なお、同件による17年12月期業績への影響はないとしている。

●ストップ高銘柄
 エムジーホーム <8891>  871円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在
 高見澤 <5283>  483円  +80 円 (+19.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 フード・プラネット <7853>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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