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【市況】24日の香港市場概況:ハンセン0.1%高と4日続伸、不動産セクターが上昇

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の香港市場は買い優勢。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比25.35ポイント(0.10%)高の25428.50ポイントと4日続伸する半面、本土企業株で構成されるH株指数は4.41ポイント(0.04%)安の10390.87ポイントと3日ぶりに反落した。売買代金は700億7200万香港ドルに縮小している(23日の売買代金は847億8100万香港ドル)。

本土株高が買い安心感を誘う。安く推移していた本土株がプラス圏で取引を終えるなか、引けにかけてハンセン指数が上昇に転じた(H株指数は下げ幅縮小)。欧州景気の改善期待や、原油相場の上昇なども相場を支えている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港航空大手の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が6.1%高、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が4.3%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.3%高と上げが目立った。香港系の不動産株もしっかり。

本土系不動産セクターも物色される。恒大地産集団(3333/HK)が17.4%、雅居楽地産HD(3383/HK)が8.1%、広州富力地産(2777/HK)が3.6%、万科企業(2202/HK)が2.2%ずつ値を上げた。恒大地産集団に関しては、モルガン・スタンレーが同社株を「オーバーウエート」で新規カバレッジしたことも支援材料。目標株価は12.00香港ドルに設定した。24日は11.66香港ドルで引けている。

半面、H株金融セクターの一角は軟調。中国人民財産保険(2328/HK)が1.4%安、中国郵政貯蓄銀行(1658/HK)が1.2%安、華泰証券(HTSC:6886/HK)が0.5%安で引けた。

本土市場は3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%高の3064.08ポイントで取引を終えた。海底資源関連の銘柄群などが再び上昇。指数は引けにかけてプラスに転じた。インフラ関連株の一角もしっかり。不動産株や自動車株、運輸関連株、発電株、軍需関連株なども上昇した。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

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