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【市況】明日の株式相場見通し=上昇トレンド復帰示唆で買い優勢、騰落レシオは極端な高水準

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(25日)の東京株式市場は、同日日本時間夜に開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の内容を見たいとの姿勢から、ある程度の手控えムードは想定されるものの、きょうの上昇で日経平均株価が上昇トレンド復帰の可能性が出てきたことから、買い優勢で強含みの展開となりそうだ。

 市場関係者は「日経平均株価のきょうの取引時間中の高値が1万9782円81銭まで上昇し、急落前の17日の取引時間中の安値1万9764円63銭を上回ったことで、日足チャートの空白価格帯が埋まる、いわゆる“窓埋め”が達成して、上昇トレンド継続を示唆するものとして意識されそうだ。ただ、東証1部銘柄の騰落レシオ25日移動平均は、164.6%(24日)と極端な要警戒水準となっていることも事実だ」との見方が出ていた。

 24日の東京株式市場は終始買いが優勢の展開となり、日経平均株価は途中やや伸び悩む場面があったものの、売り物をこなし、引け際には円安進行の追い風もあり戻り歩調となった。日経平均株価終値は、前日比129円70銭高の1万9742円98銭と反発した。

 日程面では、桜井日銀審議委員の講演に注目。海外では、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、米EU首脳会談、米仏首脳会談、石油輸出国機構(OPEC)総会が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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