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【市況】東京株式(寄り付き)=小幅反落、米株高も円高警戒で上値に重さ

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 23日の東京株式市場は売り買い交錯もやや売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比30円安の1万9647円と反落。

 前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに3日続伸、トランプ米大統領の“ロシアゲート疑惑”を材料に5月17日に急落したものの、その後は戻り歩調を一貫させている。東京市場でもこのリスクオフの巻き戻しに乗る展開だが、足もとは外国為替市場で1ドル=111円台を割り込むなど円高傾向にあり、これが逆風材料となっている。トランプ政権が打ち出す政策の実現性に対する不透明感や北朝鮮を巡る地政学リスクが引き続き意識されやすい。前日は売買代金も2兆円を割り込むなど市場エネルギーも減少傾向にあり、目先は上値も重そうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、13業種前後が高く、値上がり上位にゴム製品、精密機器、その他金融、陸運など。値下がりで目立つのは空運、保険、鉱業など。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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