【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アイビー、SUMCO、KLab (11日大引け後 発表分)
アイビー <日足> 「株探」多機能チャートより
11日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
アイビー <4918> [JQ] ★今期経常は5倍増で2期連続最高益・実質増配へ
◆17年3月期の連結経常利益は前の期比75.8%増の10.9億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比5.0倍の55億円に急拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に発売した美容液「レッドパワーセラム」の好調継続や新製品の投入などで、2.1倍の大幅増収を見込む。
業績好調に伴い、今期の年間配当は250円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は25.0%増配とする方針とした。予想PERが51.6倍→11.4倍に急低下する一方、配当利回りは3.08%に上昇し、割安感が強まった。
シンデンハイ <3131> [JQ] ★今期経常は49%増で4期ぶり最高益・20円増配へ
◆17年3月期の連結経常利益は前の期比3.0倍の5億円に伸びて着地。続く18年3月期も前期比49.0%増の7.4億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は半導体分野の委託開発案件のほか、電池関連やメモリモジュールなどの販売が伸びる。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比20円増の110円に増配する方針とした。予想PERが14.2倍→10.2倍に低下する一方、配当利回りは3.4%に上昇し、割安感が強まった。
SUMCO <3436> ★非開示だった上期経常は3倍増益、5円増配
◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の55.1億円に急拡大して着地。スマートフォンや車載向けなど旺盛な半導体需要を追い風に、シリコンウエハーの販売が大きく伸びたことが寄与。業績好調に伴い、非開示だった上期の同利益は前年同期比3.0倍の130億円に拡大する見通しを示した。併せて、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は5円)実施する方針とした。
KLab <3656> ★1-3月期(1Q)経常は10.5億円の黒字に浮上
◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は10.5億円の黒字(前年同期は4.3億円の赤字)に浮上して着地。主力ゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」「BLEACH Brave Souls」の売上増加で、8.9%の増収を達成したことが寄与。イベント事業関連費用やテレビCM費用の減少に加え、円安による為替差益の発生も黒字浮上に貢献した。
カヤック <3904> [東証M] ★1-3月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
◆17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の3.3億円に急拡大して着地。スマートフォン向けゲーム「ぼくらの甲子園!ポケット」の利用者が増加し、課金収入が伸びたことが寄与。
富機製 <6134> ★今期経常は37%増益・10円増配へ
◆17年3月期の連結経常利益は前の期比14.9%減の102億円だったが、従来予想の82億円を上回って着地。続く18年3月期は前期比37.3%増の140億円に拡大する見通しとなった。今期はコンピュータ機器やスマートフォン向けに主力の電子部品実装ロボットの販売が伸び、11.1%の増収を見込む。
業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比10円増の40円に増配する方針とした。予想PERが21.6倍→12.9倍に急低下する一方、配当利回りは2.76%に上昇し、割安感が強まった。
株探ニュース