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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:オプテクスG、ASB機械、東海カ

オプテクスG <日足> 「株探」多機能チャートより
■オプテックスグループ <6914>  3,930円  +615 円 (+18.6%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 オプテックスグループ<6914>が一時ストップ高まで買われ新値追い。同社は9日取引終了後に、17年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は13億3200万円(前年同期比49.8%増)となり、上半期計画16億円に対する進捗率は83.3%に達した。売上高は91億4500万円(同38.9%増)で着地。シーシーエスが連結子会社に加わった効果に加え、FA(ファクトリーオートメーション)事業が伸長したことなどが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■ASB機械 <6284>  3,435円  +496 円 (+16.9%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 9日、食品・飲料容器成形機大手のエー・エス・ビー機械 <6284> が決算を発表。17年9月期上期(16年10月-17年3月)の連結経常利益が前年同期比11.4%増の27.2億円に伸び、従来の30.4%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。米州や欧州をはじめ海外を中心に堅調な販売環境が継続し、売上が計画を上回ったことが寄与。円安による為替差益の発生も利益を大きく押し上げた。

■東海カーボン <5301>  600円  +84 円 (+16.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 9日、東海カーボン <5301> が決算を発表。17年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比3.8倍の20.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。タイヤメーカー向けにカーボンブラックの販売が大きく伸びたことが寄与。ファインカーボン事業で前期に発生した一過性費用の消滅や固定費削減なども大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の61億円→78億円に27.9%上方修正。増益率が3.6倍→4.6倍に拡大する見通しとなった。

■日本冶金工業 <5480>  249円  +33 円 (+15.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 9日、日本冶金工業 <5480> が決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比5.4倍の28.4億円に伸び、従来予想の20億円を上回って着地。続く18年3月期も前期比58.0%増の45億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期はステンレス鋼板の値上げ効果や高機能材の販売増加が上振れの要因となった。今期もステンレス需要が回復するなか、高機能材の販売拡大に注力し、大幅増収増益を目指す。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2.5円増の5円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■イリソ電子工業 <6908>  8,400円  +1,090 円 (+14.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 イリソ電子工業<6908>が急騰し年初来高値更新。9日取引終了後、18年3月期の連結業績予想を発表し、売上高は400億円(前期比6.5%増)、営業利益は72億円(同8.1%増)と、3期ぶりに最高益更新を見込むことが好材料視されている。欧米のカーエレクトロニクス分野を中心に数量が伸長するほか、キープロセスの内製化拡大による原価率の改善などが寄与する見通しとしている。なお、17年3月期連結決算は売上高375億4700万円(前の期比1.7%減)、営業利益66億6100万円(同1.4%増)だった。同時に、20年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、売上高で500億円、営業利益で100億円の達成を目指すとしている。

■ユナイテッド <2497>  2,395円  +298 円 (+14.2%)  11:30現在
 ユナイテッド<2497>が急反発。9日の取引終了後に発表した決算で、18年3月期業績予想を非開示としたが、その理由として「インベストメント事業において、現時点でキャピタルゲインの発生時期および金額を合理的に予測することは困難であると判断した」としていることから、出資先のメルカリ(東京都港区)の上場に対する思惑的な買いが入っているようだ。なお、17年3月期決算は、売上高145億9500万円(前の期比31.1%増)、営業利益13億9500万円(同7.6%減)、純利益9億2300万円(同41.5%減)だった。

■澁谷工業 <6340>  3,830円  +455 円 (+13.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 澁谷工業 <6340> が続急伸し、上場来高値を更新した。同社は9日に決算を発表。17年6月期第3四半期累計(16年7月-17年3月)の連結経常利益が前年同期比46.1%増の72.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。果樹類向け選果選別プラントの販売が大幅に増加したほか、飲料用無菌充填ラインや医療機器なども伸び、14.7%の大幅増収を達成したことが寄与。原価低減の進展や工場稼働率の向上による採算改善も大幅増益に貢献した。通期計画の84億円に対する進捗率は86.6%に達しており、今月1日に上方修正した最高益予想のさらなる上振れを期待する買いが向かった。

■ラウンドワン <4680>  1,077円  +119 円 (+12.4%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率10位
 ラウンドワン <4680> が一時ストップ高に買われ、年初来高値を更新した。同社は9日に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比8.4%増の58.5億円になり、続く18年3月期も前期比14.4%増の67億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は成長ドライバーに位置付ける米国で9店舗、国内1店舗の新規出店を計画するほか、5月から値上げを実施し客単価アップを狙う。また、為替差損や支払利息の減少も利益押し上げの要因となる。同時に月次売上速報を発表。4月の既存店売上高は前年同月比4.8%増だったことも好材料視された。

■クレスコ <4674>  3,395円  +375 円 (+12.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 クレスコ<4674>は大幅高で、新値追いとなっている。同社は9日取引終了後に、18年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを30億円(前期比10.8%増)としたほか、年間配当を前期比3円増配の58円とする計画を示した。売上高予想は332億円(同7.5%増)。事業の柱であるソフトウエア開発事業や組み込み型ソフトウエア開発で、技術および品質のさらなる強化を図り、あわせて先端技術を積極的に取り込むことで顧客に対するサービスやソリューションを充実させるとしている。

■システナ <2317>  2,153円  +229 円 (+11.9%)  11:30現在
 システナ <2317> が急反騰し年初来高値を連日更新した。同社は9日に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比6.2%増の34億円になり、続く18年3月期も前期比29.6%増の44.1億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はソリューションデザイン事業で車載や社会インフラ向けなど急速に普及するIoT関連のシステム開発に注力する。また、ソリューション営業では、従来の基盤構築とクラウドを連携させたソリューションメニューの拡充を図り、高付加価値商品の販売拡大を目指す。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比6円増の42円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■ミネベアミツミ <6479>  1,792円  +172 円 (+10.6%)  11:30現在
 ミネベアミツミ<6479>が急反発し、年初来高値を更新している。9日の取引終了後に発表した18年3月期の連結業績予想が、売上高7500億円(前期比17.4%増)、営業利益560億円(同14.2%増)、純利益415億円(同0.9%増)と2ケタ営業増益を見込んでいることが好感されている。電動化の進む自動車向けの強化で主力の小型ベアリングが好調に推移する見通しであることに加えて、任天堂<7974>の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けやスマートフォン向け関連部品が伸長する見通しのミツミ事業も増益に貢献する。なお、17年3月期決算は、売上高6389億2600万円(前の期比4.8%増)、営業利益490億1500万円(同4.7%減)、純利益411億4600万円(同13.1%増)だった。

■キッツ <6498>  908円  +84 円 (+10.2%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「今期経常は10%増益、3円増配へ」が好感された。キッツ <6498> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比20.5%増の87.9億円になり、18年3月期も前期比10.2%増の97億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒キッツの詳しい業績推移表を見る

■あらた <2733>  3,375円  +265 円 (+8.5%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「今期経常は6%増で14期ぶり最高益、5円増配へ」が好感された。あらた <2733> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比35.0%増の78.4億円に拡大し、18年3月期も前期比5.8%増の83億円に伸びを見込み、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒あらたの詳しい業績推移表を見る

■サンフロンティア不動産 <8934>  1,104円  +85 円 (+8.3%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「今期経常は12%増で2期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ」が好感された。サンフロンティア不動産 <8934> が5月9日大引け後(17:50)に決算を発表。17年3月期の連結経常利益は前の期比26.6%増の88.9億円になり、18年3月期も前期比12.4%増の100億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、9期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を28円→30円(前の期は25円)に増額し、今期も前期比2円増の32円に増配する方針とした。
  ⇒⇒サンフロンティア不動産の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 ポラテクノ <4239>  928円  +150 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 戸上電機製作所 <6643>  486円  -100 円 (-17.1%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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