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【市況】明日の株式相場見通し=全般上値重いが個別物色は活発、短期急騰への警戒感続く

SUBARU <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(10日)の東京株式市場は、短期急騰への引き続く警戒感から全般相場は上値の重い推移が予想されるものの、決算発表で好業績見通しを明らかにした銘柄や、円安・ドル高が追い風となる輸出関連の一角は個別物色で上値を追う展開となりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは、外国為替市場で1ドル=113円台前半まで円安・ドル高が進行したものの、本来ならこれが追い風として作用するはずの自動車株の多くが利益確定の売りで安くなり、東証の業種別株価指数33業種のなかで、“輸送用機器”が値下がり率トップとなった。きょう後場に決算発表したSUBARU<7270>の今期利益見通しに対して、市場予想を下回ったとの受けとめが広がり、株価が下落しこれが波及したようだ。あす引け後のトヨタ自動車<7203>に関心が集まりそうだ」との見方が出ていた。

 9日の東京株式市場は、売りに押される展開となり、日経平均株価は4日ぶりに小幅反落。前日までの急騰の反動が出た形となった。日経平均株価終値は、前日比52円70銭安の1万9843円00銭となった。

 日程面では、3月の景気動向指数、日銀金融政策決定会合の主な意見(4月26~27日開催分)に注目。海外では、米4月の財政収支、中国4月の消費者物価指数・生産者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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