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【特集】今週の「妙味株」一本釣り! ─ ACCESS

ACCESS <日足> 「株探」多機能チャートより

●ACCESS <4813>  【目標株価】1200円(28日終値812円)

「手掛かり材料豊富で出直り相場に期待」

 ACCESS <4813> [東証M]は手掛かり材料が豊富だ。任天堂 <7974> が3月に発売したゲーム機「ニンテンドースイッチ」には同社のブラウザ製品が搭載されており、「スイッチ」販売好調による恩恵に期待。また、IoT技術で店舗や工場の働き方改革を実現するサービスを提供していることから、政府が推し進める「働き方改革」のテーマにも乗る。

 同社は成長分野としてIoT電子出版、ネットワーク仮想化に注力中。これら事業を牽引役に、18年1月期通期の連結経常利益は8億円(前期比2.0倍)が見込まれている。今期の事業戦略は、IoT分野ではブラウザ製品の拡販を図るほか、Beaconソリューションを活用したサービスを広げる方針。また、電子出版分野では新たなビジネスモデルへの対応による既存顧客の深耕および新規顧客の開拓を進め、ネットワーク分野ではネットワーク仮想化ソリューション「OcNOS」の提供拡大に取り組む。

 株価は3月28日に年初来高値1065円をつけ、その後は利益確定売りなどに押された。ただ、75日移動平均線を割り込むことはなく、足もとでは出直りムードが出始めている。

●リズム <7769>  【目標株価】230円(28日終値189円)

「車載用部品が収益牽引、200円台乗せから戻り加速も」

 リズム時計工業 <7769> の190円近辺は拾い場といえる。同社はシチズン系のクロック大手だが、金型や車載用部品などの成長市場に注力して利益回復に向けた取り組みを進めている。同社株は200円未満で値ごろ感があるうえ、PBR0.5倍台と会社解散価値のほぼ半値水準にあり、期末一括3円配当を続けている企業として評価不足が歴然だ。

 業績面では好採算の車載用小型カメラ部品が順調な伸びをみせており、17年3月期第3四半期時点で営業利益6億5600万円と既に通期計画の6億5000万円を超過した状況にある。車載用カメラ市場は今後も成長が続くことが予想され、同社株も見直しの動きが強まりそうだ。

 株価は3月14日につけた年初来高値199円を払拭して200円台に入れば、同社株にとっては実質的な青空圏突入となり、戻り売り圧力から解放され上値が軽くなる可能性もある。

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