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【材料】国内大手証券が電炉業界に関するリポート、鉄屑上昇に対して鋼材価格値上げの遅れ指摘

東京製鉄 <日足> 「株探」多機能チャートより
 SMBC日興証券では電炉業界についてのリポートを21日付で発表している。建築着工統計は堅調な推移が続いているが、H形鋼、棒鋼など建設用鋼材の出荷は横ばい圏の動きが続いており、建築の受注は増加しているが、人手不足の影響で工事の進捗が遅れている可能性があるとしている。熱延コイルなど薄板に関しては、高級品を中心に競合の高炉業界に生産余力がなく、需給は良好な状況が続いているとするが、中国を起点に薄板の国際市況は軟化しており、時間を置いて日本にも悪影響が波及するリスクがあることを指摘している。

 東京製鉄<5423>の前週末21日の決算から業界全体の先行きを予測している。同社の第4四半期決算を受けて、鉄屑の上昇に対して鋼材価格の値上げが遅れていること、電力、合金、電極などの費用が増加していること、建築着工など需要は回復傾向にあるものの、建設用鋼材の需要増には至っていないなどの事実が確認されたとしている。特に棒鋼専業企業の決算は価格競争などで厳しい環境にあると指摘している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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