【市況】東京株式(前引け)=続急伸、仏大統領選通過でリスク選好ムード強まる
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、リスクを取る動きが加速し日経平均は大幅続伸となり、一時1万8900円台に買われ、1万9000円台回復を視界に入れてきた。仏大統領選の第1回投票の結果は大方の想定通りで、5月7日に中道・独立系のマクロン氏と、極右政党・国民戦線のルペン氏の決戦投票というかたちとなった。これを受けて為替が円安に振れ、主力輸出株をはじめ幅広い銘柄に物色の矛先が向かった。日経平均は寄り後も売り物をこなし高値圏での推移が続いている。前引け時点の売買代金は1兆円を上回り、全体の76%の銘柄が上昇した。
個別では任天堂<7974>が高く、ソニー<6758>、ソフトバンクグループ<9984>なども物色人気を集めた。レナウン<3606>も商いを伴い大幅続伸。石川製作所<6208>が値を飛ばし、パナホーム<1924>、JVCケンウッド<6632>、新光電気工業<6967>なども大きく上昇した。半面、SUMCO<3436>が軟調、ブイ・テクノロジー<7717>も値を下げた。サンデンホールディングス<6444>が急落、ルック<8029>も大きく利食われた。さくらインターネット<3778>、リンクアンドモチベーション<2170>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)