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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 DTS、ソニー、新光電工 (21日大引け後 発表分)

DTS <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 DTS <9682>   ★前期経常を一転4%増益・最高益に上方修正、配当も10円増額
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の71億円→80.5億円に13.4%上方修正。従来の7.9%減益予想から一転して4.5%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。販売管理ソリューションや生命保険向けシステム開発の受注が想定より伸びたことが寄与。
  業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の60円→70円(前の期は60円)に増額修正した。予想PERが14.0倍→12.4倍に低下し、割安感が強まった。

 JVCケンウッド <6632>   ★前期経常を40%上方修正
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→35億円に40.0%上方修正。増益率が93.6%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。オートモーティブ分野の自動車ディーラー向けOEM製品、メディアサービス分野のCDやDVDなどの販売が伸びたことが上振れに貢献した。

 ソニー <6758>   ★前期税引き前を28%上方修正
 ◆17年3月期の連結税引き前利益を従来予想の1960億円→2500億円に27.6%上方修正。減益率が35.6%減→17.9%減に縮小する見通しとなった。金融分野でソニー生命保険の繰越保険契約費償却額などが減少したほか、半導体分野を中心に費用が想定を下回ったことが利益上振れの要因。

 新光電工 <6967>   ★前期経常を2倍上方修正
 ◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→34億円に2.0倍上方修正。減益率が83.2%減→66.5%減に縮小する見通しとなった。フリップチップパッケージの高付加価値品や半導体製造装置用セラミック静電チャックが伸びたことが寄与。円安による採算改善や為替差益の増加も大きく利益を押し上げた。

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