【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 富士通コン、電算、四国化 (17日大引け後 発表分)

　17日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　富士通コン <6719> [東証２]　　★前期経常を一転39％増益に上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の3.7億円→7.1億円に91.9％上方修正。従来の27.7％減益予想から一転して38.7％増益見通しとなった。車載向けを中心に主力のリレーやタッチパネルの販売が堅調に推移する中、円安進行で為替差損が減少したことが利益を押し上げた。予想PERが21.8倍→10.0倍に急低下し、割安感が強まった。

　電算 <3640> 　　★前期経常を49％上方修正
　◆17年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.9億円→5.9億円に49.1％上方修正。減益率が35.2％減→3.4％減に縮小する見通しとなった。自治体向けにセキュリティ強化サービスや法制度改正案件の受注が伸びたことが収益を押し上げた。産業分野では電子カルテシステムや新聞広告管理システムなどの導入が順調に進んだ。

　四国化 <4099> 　　★前期経常を一転1％増益・最高益に上方修正
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の66億円→82.9億円に25.6％上方修正。従来の19.5％減益予想から一転して1.1％増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。想定以上の円安進行で化学品事業の輸出採算が改善したことに加え、建材事業におけるコスト削減の進展などが利益を押し上げた。予想PERが14.9倍→11.5倍に低下し、割安感が強まった。

株探ニュース