【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ホクリヨウ、ボヤージュ、カネミツ (13日大引け後 発表分)

　13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ホクリヨウ <1384> 　　★今期経常を18％上方修正、配当も1円増額
　◆17年8月期の連結経常利益を従来予想の12.2億円→14.4億円に17.8％上方修正。減益率が20.9％減→6.9％減に縮小する見通しとなった。主力の鶏卵の販売が伸びるうえ、鶏卵相場が想定を上回る水準で推移し、採算も改善する。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の14円→15円(前期は14円)に増額修正した。

　ボヤージュ <3688> 　　★今期経常を一転44％増益に上方修正
　◆17年9月期の連結経常利益を従来予想の12億円→18億円に50.0％上方修正。従来の3.7％減益予想から一転して44.5％増益見通しとなった。ネット広告市場が拡大する中、広告配信最適化サービスの受注が伸びることが寄与。スマートフォン向け動画広告配信を主力とするCMerTVの買収効果も収益を押し上げる。また、インキュベーション事業における投資が翌期にずれ込むことも上振れ要因となる。

　カネミツ <7208> [東証２]　　★前期経常を11期ぶり最高益に24％上方修正、配当も2.5円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の7.4億円→9.2億円に24.3％上方修正。増益率が30.3％増→62.0％増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。新規に立ち上げた自動車部品の受注が伸び、売上が計画を上回ったことが利益を押し上げた。
　　併せて、業績好調による普通配当0.5円と創業70周年記念配当2円を上積みする形で、前期の年間配当を従来計画の19円→21.5円(前の期は18.5円)に増額修正した。予想PERは7.5倍→6.8倍に低下し、割安感が強まった。

　リテールＰＡ <8167> [東証２]　　★今期経常は51％増で3期連続最高益更新へ
　◆17年2月期の連結経常利益は前の期比7.4％増の49.7億円に伸びて着地。続く18年2月期も前期比50.8％増の75億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に買収した食品スーパー、マルキョウの業績上積みなどで、60.9％の大幅増収を見込む。

株探ニュース