【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 サイゼリヤ、良品計画、明光ネット (12日大引け後 発表分)

　12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　サイゼリヤ <7581> 　　★今期経常を21％上方修正
　◆17年8月期上期(16年9月-17年2月)の連結経常利益は前年同期比48.5％増の50億円に拡大し、従来予想の37億円を上回って着地。消費者の節約志向を追い風に客数が増加し、国内既存店売上高が前年同期を2.9％上回ったことが寄与。円高による原材料価格の低下に加え、中国における税制変更の影響も大幅増益に貢献した。
　　業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の95億円→115億円に21.1％上方修正し、増益率が4.0％増→25.9％増に拡大する見通しとなった。

　ラクトＪ <3139> [東証２]　　★12-2月期(1Q)経常は4.8倍増益・上期計画を超過
　◆17年11月期第1四半期(16年12月-17年2月)の連結経常利益は前年同期比4.8倍の12.7億円に急拡大して着地。単価の低い時期に仕入れた乳原料やチーズなどを販売したことで採算が改善した。円安による為替差益6.1億円が発生したことも増益に大きく貢献した。
　　上期計画の5.9億円を既に2.1倍も上回っており、業績上振れが期待される。

　明光ネット <4668> 　　★今期最終を25％上方修正
　◆17年8月期上期(16年9月-17年2月)の連結最終利益は前年同期比3.2倍の17.1億円に急拡大し、従来予想の7.5億円を上回って着地。昨年11月以降、個別指導塾「明光義塾」の生徒数が増加し、売上が計画を上回ったことが寄与。東京都豊島区に保有する土地・建物の売却に伴い、売却益5.4億円が発生したことも利益を押し上げた。
　　固定資産売却益の計上を踏まえ、通期の同利益を従来予想の15.1億円→18.8億円に24.9％上方修正。増益率が60.0％増→99.8％増に拡大する見通しとなった。

　良品計画 <7453> 　　★今期経常は10％増で6期連続最高益、31円増配へ
　◆17年2月期の連結経常利益は前の期比18.0％増の385億円で着地。続く18年2月期も前期比10.2％増の425億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も中国や台湾など東アジアを中心に64店舗の新規出店を計画し、2ケタ増収を見込む。
　　業績好調に伴い、前期の年間配当を274円→293円に増額し、今期も前期比31円増の324円に増配する方針とした。併せて、0.38％を上限とする自社株買いを発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

　イワキ <8095> 　　★12-2月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地
　◆17年11月期第1四半期(16年12月-17年2月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の4億円に急拡大して着地。医薬品事業で主力の抗真菌剤やアトピー性皮膚炎治療剤などの販売が伸びたことが寄与。化学品事業の赤字幅縮小に加え、販管費の減少なども大幅増益に貢献した。
　　上期計画の5億円に対する進捗率は81.2％に達しており、業績上振れが期待される。

株探ニュース