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【市況】NY株式:ダウは69ドル高、堅調な経済指標や原油高を好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

30日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は69.17ドル高の20728.49、ナスダックは16.80ポイント高の5914.34で取引を終了した。堅調な10-12月期GDP確定値や、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され、米景気への楽観的な見方が優勢となり、買いが先行。トランプ政権に対する先行き不透明感が上値を抑えたが、原油相場の上昇も好感され、終日堅調推移となった。セクター別では、銀行や各種金融が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや公益事業が下落した。

石油メジャーのコノコフィリップス(COP)は、カナダのオイルサンドと天然ガスの一部権益を同業のセノバス・エナジー(CVE)に売却合意し、上昇。堅調な米経済指標を受けて米国債利回りが上昇し、ゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)などの金融各社が堅調推移。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は残業代を巡る集団訴訟に勝訴し、買われた。一方で、ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は決算発表後に複数アナリストから投資判断及び目標株価の引き下げを受け、大幅下落となった

ネット小売のアマゾン(AMZN)は、採算が合わないことを理由に傘下のDiapers.comやSoap.com を閉鎖することを明らかにした。これまで成長や投資を重視してきたアマゾンだが、利益を意識し始めたとの見方から、連日の最高値更新につながっている。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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