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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合い、利下げ観測後退で基本的に売りづらい状況続く


■下落、リスク回避の豪ドル売り強まる

先週の豪ドル・円は下落。豪準備銀行(中央銀行)の3月理事会の議事要旨では、「最近のデータは住宅市場のリスクの高まりを示唆」との指摘が注目され、一時豪ドル買いになった。しかし、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペース加速観測の後退や、トランプ米政権の経済政策運営に対する先行き懸念で豪ドル売り・円買いの取引が拡大した。取引レンジ:84円35銭-87円24銭。

■もみ合い、利下げ観測後退で基本的に売りづらい状況続く

今週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)の利下げ観測は後退しており、豪ドルは基本的に売りづらい状況が続くとみられる。ただ、米政権運営の先行き不透明感が資源価格安につながり、豪ドルを圧迫する可能性に注意が必要か。豪準備銀行副総裁の講演が28日に予定されている。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・28日:豪準備銀行副総裁講演

予想レンジ:83円50銭-86円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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