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【市況】レンジ突破は厳しいが上限を試す展開意識される/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 21日のNY市場は上昇。複数の主要小売決算が好感され、買いが先行。目立った経済指標の発表が無い中、原油相場の上昇や、近く発表が予定される減税策への期待から終日堅調推移となった。ダウ平均は118.95ドル高の20743.00、ナスダックは27.37ポイント高の5865.95。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の19445円
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買いが先行しよう。円相場は1ドル113円70銭辺りとやや円安に振れて推移していることも安心感につながる。昨日の日経平均は、25日線を支持線としたリバウンドによって5日線を突破してきている。一目均衡表では基準線、雲上限、転換線などが支持線として意識されているなかでのリバウンドに。これにより遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける格好での、上方転換シグナルを発生させてきている。
 ボリンジャーバンドでは中心値(25日)での攻防から、+1σを捉えてきている。バンドは横ばい推移のため早い段階で過熱感が出やすいが、+2σを捉えてくるようだと、直近戻り高値水準の19500円を試す格好になりそうだ。週間形状では13週線が支持線として機能している。上値は抑えられているが、13週線によって下値を切り上げており、煮詰まり感が台頭している。レンジ突破は期待しづらいところだが、上限を試す展開は意識されよう。19400-19500円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 19500円-下限 19400円

《TM》

 提供:フィスコ

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