【市況】１７日の株式相場見通し＝円相場にらみの神経質な展開、週末で手控え姿勢強まる

　１７日の東京株式市場は、週末を迎え手控え姿勢が強まるなか、外国為替市場での円相場の推移をにらみながらの神経質な展開となりそうだ。１７日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１３円２０銭台と前日に比べて円高・ドル安が進行している。

　１６日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比７．９１ドル高の２万６１９．７７ドルと６日続伸し、６日連続で過去最高値を更新した。１６日発表された米２月のフィラデルフィア連銀の製造業景況指数が前月比で市場予想を大きく上回ったのに加え、トランプ米政権による減税期待などを手掛かり材料とした買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比４．５４０ポイント安の５８１４．９００と８日ぶりに反落した。

　日程面では、海外でミュンヘン安全保障会議（１９日まで）、米１月のＣＢ景気先行総合指数が焦点となる。（冨田康夫）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）