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【市況】明日の株式相場見通し=弱含みもちあいで推移、イエレン議長の議会証言に関心

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(15日)の東京株式市場は、3日ぶりに反落となったきょうの軟調地合いを引き継ぐかたちで、弱含みもちあいの推移となりそうだ。ただ、現地14日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の米上院での議会証言の内容によっては、波乱展開となる可能性もある。

 市場関係者からは「きょうは、前日の米株式市場の堅調などを背景に、1月4日につけた終値ベースの昨年来高値1万9594円の奪回が意識されたものの、正午に4~12月期の決算発表を予定していた東芝<6502>が、土壇場になって報告書提出の1カ月延期を発表したことや、後場に入っての円高・ドル安進行によって下げが加速した。ただ、そのなかでも好決算を発表した個別銘柄への物色には力強さが感じられた」との見方が出ていた。

 14日の東京株式市場は、前日の欧米株高を受け若干買い優勢で始まったものの上値が重く、日経平均株価はすぐにマイナス圏に沈んだ。後場終盤には下げ足が加速し、日経平均株価終値は、前日比220円17銭安の1万9238円98銭と3日ぶり反落した。

 日程面では、1月の訪日外国人客数、13日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米・イスラエル首脳会談、米1月の小売売上高・消費者物価・鉱工業生産・設備稼働率、イエレンFRB議長の米下院での議会証言が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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