【市況】明日の株式相場見通し=利益確定で一服商状、戻り待ちの売りに上値重い
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「日米首脳会談で目立った不安材料が浮上しなかったことから、市場参加者に安心感が広がり、日経平均株価が1万9500円を回復する場面もあった。ただ、この水準から上の価格帯には戻り待ちの売りも想定されるため、ここからの上昇には一段の円安・ドル高進行などのプラス材料が必要となるのでは」との見方が出ていた。
13日の東京株式市場は、前週末の地合いを引き継ぎ終始買いが優勢となった。ただ、1万9500円どころでは戻り売りが厚く、買い一巡後は伸び悩む展開となった。日経平均株価終値は、前週末比80円22銭高の1万9459円15銭と続伸した。
日程面では、1月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、中国1月の消費者物価指数・生産者物価指数、独16年10~12月期のGDP、米1月の生産者物価指数、イエレン米連邦制度準備理事会(FRB)議長が米上院で議会証言が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)