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【材料】サカタインクス---日本で3位、北米3位、そして世界4位規模の大手印刷インキメーカー

サカタINX <日足> 「株探」多機能チャートより

ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』1月30日放送において、サカタインクス<4633>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

ご紹介するのは、証券コード<4633>東証1部上場のサカタインクスです。サカタインクス<4633>は日本で3位、北米3位、そして世界4位規模の大手印刷インキメーカーです。

日本・アジア・北米・欧州市場向けに、新聞インキ、オフセットインキなど紙媒体用インキ、及びフレキソインキ、グラビアインキ、メタルインキなどパッケージ用インキを製造・販売する印刷インキ事業を主力として、印刷製版用材料・関連機器を仕入・販売する印刷用機材事業、インクジェットインキ、トナー、カラーフィルタ用顔料分散液、機能性コーティング剤などを製造・販売する機能性材料事業を展開しています。また、日本市場向け化成品関連、ディスプレイ関連、色彩機材関連といったその他事業を手掛けています。

1896年の創業から120年にわたる歴史の中で培われた環境配慮型の高機能・高付加価値な製品の開発力を通じて、製品の高い信頼性と品質力を強みとしています。グローバル展開や高機能・高付加価値な製品の拡販によって、市場の拡大余地の大きいアジアと北米での印刷インキ事業が収益の柱に成長しています。

2016年12月期第3四半期(2016年1月-9月)決算では、売上高が前年同期比2.9%減の1,126億9,900万円、営業利益が前年同期比14.0%増の76億8,300万円でした。なお、今期から決算期を3月31日から12月31日に変更しているため、前年同期を同じ月に調整したものです。

売上高は円高換算の影響を受けたことなどから減少したものの、為替の影響を除けば印刷インキの拡販が伸びています。また、利益面は為替換算の影響を受けたものの、印刷インキの販売数量の増加やコスト削減が寄与して増益となりました。

2016年12月通期については、売上高が1,506億円、営業利益が97億円、経常利益が117億円、親会社株主に帰属する当期純利益が80億円となる見通しで、前年の同期間との調整後増減率では売上高が3.2%減、営業利益が3.6%増、経常利益が6.1%増、当期純利益が11.1%増を見込んでいます。

2016年12月期の配当予想は、期末に創業120周年記念配当2円を実施して年間28円としています。前回予想の年間26円に対して2円増額、2015年12月期の年間22円に対して6円増配となり、4期連続増配で予想配当性向は21.2%と予想しています。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ

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