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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):西武HD、インベスC、タクマ

西武HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■加藤産業 <9869>  2,885円  +200 円 (+7.5%)  本日終値
 9日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は15%増益で着地」が好感された。加藤産業 <9869> が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。17年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比15.0%増の31.5億円に伸び、10-3月期(上期)計画の50.2億円に対する進捗率は62.9%に達し、5年平均の54.0%も上回った。
  ⇒⇒加藤産業の詳しい業績推移表を見る

■大日精化工業 <4116>  729円  +49 円 (+7.2%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が8%増益で着地・10-12月期も25%増益」が好感された。大日精化工業 <4116> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比8.4%増の92.8億円に伸び、通期計画の104億円に対する進捗率は89.3%に達し、5年平均の80.8%も上回った。
  ⇒⇒大日精化工業の詳しい業績推移表を見る

■西武ホールディングス <9024>  1,953円  +122 円 (+6.7%)  本日終値
 9日、西武ホールディングス <9024> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.52%にあたる520万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月10日から3月24日まで。同時に、17年3月期の連結経常利益を従来予想の485億円→513億円に5.8%上方修正し、減益率が17.1%減→12.3%減に縮小する見通しとなったことも支援材料となった。

■インベスターズクラウド <1435>  4,075円  +245 円 (+6.4%)  本日終値
 9日、インベスターズクラウド <1435> が決算を発表。16年12月期の連結経常利益は前の期非連結比2.0倍の38億円に伸びて着地。続く17年12月期も前期比38.8%増の52.8億円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も機能強化やテレビCM効果でアパート経営プラットフォーム「TATERU」の会員数が伸びる。アパートの引き渡しは棟数ベースで4割増加する見込み。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比20円増の40円に大幅増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■タクマ <6013>  1,003円  +56 円 (+5.9%)  本日終値
 タクマ<6013>が後場急伸。午後2時に、17年3月期の連結業績予想の増額修正を発表した。売上高は1200億円から1180億円(前期比4.3%増)へ見直したが、営業利益は95億円から105億円(同14.3%増)へ、最終利益は75億円から80億円(同2.3%増)へ上方修正した。ごみ処理施設やバイオマス発電設備の建設工事の受注が順調だったほか、原価低減が進み利益率が改善している。同時に期末配当を従来予想から1円増やし7円とし年間配当は13円(前期比2円増)とすることも発表している。

■SRAホールディングス <3817>  2,667円  +134 円 (+5.3%)  本日終値
 9日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が11%増益で着地・10-12月期も45%増益」が好感された。SRAホールディングス <3817> が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.2%増の31億円に伸び、通期計画の41.2億円に対する進捗率は75.2%に達し、5年平均の59.5%も上回った。
  ⇒⇒SRAホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■共立メンテナンス <9616>  7,430円  +290 円 (+4.1%)  本日終値
 9日、共立メンテナンス <9616> が3月31日現在の株主を対象に1→10の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の10分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比15.6%増の93.3億円で着地したことも支援材料。

■東京急行電鉄 <9005>  833円  +31 円 (+3.9%)  本日終値
 東京急行電鉄<9005>が反発。9日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、営業利益を790億円から800億円(前期比6.0%増)へ、純利益を640億円から670億円(同21.3%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は1兆1222億円から1兆1181億円(前期比2.4%増)へ下方修正したが、交通事業や不動産事業を中心とした営業利益の増益に加えて、営業外費用の減少や持ち分法投資利益の増加などが見込まれることが上方修正の要因としている。

■昭和電工 <4004>  1,951円  +65 円 (+3.5%)  本日終値
 昭和電工<4004>が新値追い。同社はきょう、クロロプレンゴム(商標名ショウプレン)を3月1日出荷分からキロ当たり42円以上引き上げると発表。1日にはカセイソーダの値上げも表明しており、採算改善などが期待されているようだ。ショウプレンは、耐油性や耐熱性、耐候性、難燃性に優れたゴムで、自動車部品や土木・建築・車両部品などに利用されている。同事業を取り巻く環境は、昨年秋頃からブタジエンを主とした原燃料価格の上昇により悪化していた。

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