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【材料】<注目銘柄>=大同工、通期利益上方修正も株価指標は依然割安水準

大同工 <日足> 「株探」多機能チャートより
 大同工業<6373>は二輪車用チェーンの国内トップで、四輪用でも北米市場を中心に積極展開を図っている。同社は1月31日、17年3月期通期の利益上方修正を発表した。売上高は従来予想の442億円を435億円(前期比4.0%減)と減額したものの、経常利益は25億円を30億円(同29.0%増)へ増額した。

 北米および欧州向けに付加価値の高い製品の受注が好調に推移していることに加え、海外の生産拠点での原価管理の徹底などにより、利益改善が進んでいることが寄与している。増額された通期経常利益予想30億円に対する第3四半期累計(16年4~12月)の経常利益25億5600万円の進捗率は85.2%に達しており、再上方修正の可能性もある。

 株価は昨年秋以降、下値切り上げ型で順調な上昇軌道を維持している。ただ、PER8倍台、PBR0.6倍台と株価指標面では依然として極めて割安な水準で、今後もジリ高歩調となりそうだ。(朱)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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