【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 フライト、インベスC、すかいらーく (9日大引け後 発表分)
フライト <日足> 「株探」多機能チャートより
※4-12月期決算発表の集中期間(1月25日~2月14日)は、“特別体制”で
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9日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
フライト <3753> [東証2] ★今期経常最高益予想を2.5倍上乗せ
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の2億円→5億円に2.5倍上方修正し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。「Apple Pay」の国内サービス開始に伴う特需でカード決済アプリのライセンス販売が拡大することが寄与。モバイル決済端末「Incredist」の大口受注を獲得したことも収益を大きく押し上げる。
インベスC <1435> ★今期経常は39%増で6期連続最高益、20円増配へ
◆16年12月期の連結経常利益は前の期非連結比2.0倍の38億円に伸びて着地。続く17年12月期も前期比38.8%増の52.8億円に拡大し、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も機能強化やテレビCM効果でアパート経営プラットフォーム「TATERU」の会員数が伸びる。アパートの引き渡しは棟数ベースで4割増加する見込み。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比20円増の40円に大幅増配する方針とした。
すかいらーく <3197> ★今期税引き前は4%増益、配当と優待を合算した利回りは6.5%に
◆16年12月期の連結税引き前利益は前の期比17.1%増の289億円で着地。続く17年12月期も前期比3.6%増の300億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。17年~19年は店舗拡大を通じた成長を目指し、3年間で約450店の新規出店を計画。今期は100店舗を出店するほか、原価低減や人件費抑制などコスト削減を進め、増収増益を見込む。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の40円に増配する方針とした。併せて、株主優待制度を拡充し、食事券の付与額を現行の3倍に増額すると発表。優待拡充後の配当と株主優待を合算した利回りは6.5%に上昇する。
TOWA <6315> ★今期経常を76%上方修正
◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→37億円に76.2%上方修正。増益率が0.4%増→76.9%増に拡大する見通しとなった。中国を中心に半導体製造装置の販売が想定以上に好調だったほか、指紋認証センサー向け金型・装置も伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。
渋谷工 <6340> ★上期経常は2.1倍増益で着地、今期配当を10円増額修正
◆17年6月期上期(7-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の32.9億円に急拡大して着地。柑橘類向け選果選別装置の販売が急拡大したほか、医療機器や半導体製造装置も伸び、15.3%の大幅増収を達成。稼働率の向上による採算改善も増益に貢献した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→30円(前期は20円)に増額修正した。
ニプロ <8086> ★4-12月期(3Q累計)経常は71%増益・通期計画を超過
◆17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比70.7%増の237億円に拡大して着地。円高や前期末に糖尿病関連製品企業を売却した影響で減収となったものの、売上原価が減少したことで採算が急改善した。昨年11月以降の円安進行による為替差損の縮小も大幅増益に貢献した。
通期計画の200億円を既に18.5%も上回っており、業績上振れが期待される。また、同社は昨年11月に業績を下方修正するとともに配当を16円減額していることから、業績上振れによる配当増額も期待される。
株探ニュース