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【市況】個別銘柄戦略:個別では昨日決算発表の日本電産に関心


米国株高、為替の円安など外部環境が改善、本日は買い先行の展開となるが、その後はトタンプ米大統領の保護主義的な政策に対する警戒感から、上値は重くなる可能性があろう。一方、米国市場では素材株や銀行株が上昇、メガバンクの動き次第では、市場ムードが好転する余地もありそうだ。注目されるのは日本電産の動き、昨日第3四半期の決算を発表、決算数値は市場コンセンサスどおり、数値だけを見れば昨日の安川電機と同様に出尽し感が先行する公算だ。ただ、一時的な費用を除けば実績値は市場コンセンサスを上回っており、自社株買い実施も支援材料となることから、比較的ポジティブな動きが期待されよう。銀行株と同様に自動車株の動向も焦点。当面は日本車や為替相場に対するトランプ氏の口先介入懸念から、買いにくい展開が継続する公算は大きいだろう。とりわけ、米国現地生産比率の低い松田などの動向には警戒も。

《KS》

 提供:フィスコ

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