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【市況】個別銘柄戦略:トランプ物色と東芝関連の動向を睨む

安川電 <日足> 「株探」多機能チャートより

市場ではトランプ政権の政策を見極めたいとする模様眺めムードが強まっていたが、無事にイベントが通過したことにより、一先ずアク抜けといった格好となり、改めてトランプ政権への期待感から物色意欲が強まる可能性はある。一方で「米国第一主義」など今後の政策を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、全体としてはこう着感が強まりそうである。そのため、物色の流れとしては、トランプ物色を意識した押し目狙いといった格好。銀行や商社、機械、海運といったセクターに注目。

また、決算発表が本格化してきており、23日に安川電機<6506>、24日に日本電産<6594>、26日にはファナック<6954>、アドバンテスト<6857>の4-12月期決算が予定されている。円安による下期業績の上振れへの期待が市場参加者のコンセンサスとなっていることもあり、市場反応が注目されるところ。その他、東芝<6502>が資本増強のために分社化する半導体事業への出資にキヤノン<7751>や東京エレクトロン<8035>、投資ファンドの英ペルミラ、米ベインキャピタルなどが関心を示していることが分かったと報じられている。東芝の動向にも市場野関心が集まりそうだ。

《WA》

 提供:フィスコ

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