【材料】<注目銘柄>=三菱商事、原油市況反転上昇で3000円大台指向
三菱商 <日足> 「株探」多機能チャートより
総合商社トップクラスで三菱グループの中核。資源エネルギー関連事業に強みを持つほか、食料など非資源事業も育成している。前16年3月期は試練の年度で資源価格の下落などで巨額の減損を計上したが、足もとの原油市況など上昇基調で追い風に変わっている点はポイントだ。サケ・マス市況の回復も収益貢献し、今3月期見通しについては、昨年11月初旬に最終利益2500億円予想から3300億円に増額修正しているが、再増額の公算も大きい。既存の不採算事業売却により事業の入れ替えを進め、成長分野へは積極的に資本投下していく“選択と集中”の構えをみせている。
来期も増益確保が有望視されPBR1倍近辺で配当利回り2.3%前後の時価は株価指標面からも割安感がある。(銀)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)