【市況】明日の株式相場見通し=円安進行背景に買い継続、利益確定の売りをこなす
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「日経平均株価は一時、1年ぶりに1万9500円台を回復する場面があった。日銀の政策決定会合の内容では、金融政策は“現状維持”としたものの、景気の先行き判断を上方修正したこなどが好感されて、後場はジリ高歩調となった。大幅な円安進行が、輸出企業の採算を着実に改善させているようだ」としていた。
20日の東京株式市場は、日経平均株価が後場に入ってジリ高歩調をたどり、一時1万9500円台を回復する場面もあった。終値は前日比102円93銭高の1万9494円53銭と反発した。
日程面では、ITインフラおよびネットワークセキュリティ製品の設計、販売、構築、運用、保守サービスのセグエグループ<3968>がジャスダック市場に、法人向けインターネットマーケティング支援(成果報酬型の比較・資料請求サイトの運営及びマーケティングオートメーションツールの開発・提供)を手掛けるイノベーション<3970>と、産業機械を中心とした各種マニュアルの作成・管理・運用を行う基幹システム「e-manual」の提供などを手掛けるグレイステクノロジー<6541>は東証マザーズに新規上場する。
このほかに、12月の月例経済報告、11月の訪日外国人客数、JXホールディングス<5020>と東燃ゼネラル石油<5012>が経営統合で臨時株主総会、気象庁3カ月予報に注目。海外では、米11月の中古住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)