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【通貨】東京為替:ドル・円は113円41銭付近、株高を意識した円売りは一巡

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

8日午前の東京外為市場では、ドル・円は113円41銭付近。朝方発表された日本の7-9月期国内総生産(GDP)改定値の下方修正が一時材料視された。

7-9月期のGDP改定値は前期比年率+1.3%となり予想の+2.3%、1次速報の+2.2%を下回った。これを受け日銀の緩和への思惑から円安に振れ、ドルは113円86銭まで上昇する場面がみられた。

ただ、日経平均株価の伸び悩みでドル買い・円売りがやや弱まったほか、引き続き114円付近には売り圧力が強く、ドルを押し下げる要因となった。ドルは113円31銭まで下落。

一方で、ランチタイムの日経平均先物の堅調地合いが続いており、目先も株高継続をにらんだ買いが見込まれドルの下値は堅そうだ。このため、ドル・円は目先も方向感の乏しい展開となりそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは113円31銭から113円86銭、ユーロ・円は122円12銭から122円45銭、ユーロ・ドルは1.0749ドルから1.0781ドルで推移した。

《XH》

 提供:フィスコ

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